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栃木〜福島・かなり無理やり会津行き

012年7月17日(火)

 今日は帰宅する日。この日も前日買っておいたもので朝食。

 7時55分、出発。今日も国道121号を行く。昨日の午前中までの山の中とは違い、市街化された地域なので交通量は格段に多い。それに比例してか、道路状態はあまりよくない。

 会津若松市内に入り、9時00分、鶴ヶ城に到着。

 天守内部の博物館を見る。白虎隊隊士の肖像画の展示がある。どのような経緯で描かれたものなのか、かなり写実的な絵で、見れば当たり前だが皆若い。戦争をするより、野球やサッカーをする方が似合っているような気さえする若さが傷ましい。

鶴ヶ城
《鶴ヶ城》

 10時15分、城を出てフラフラと自転車を走らせる。今日は鉄道+輪行で帰るので気張って走る必要は全然ないのだが、あまり帰宅が遅くならないよう14時の列車に乗るつもりなので、観光する時間もあまりない。

 いつのまにか会津若松駅にたどり着いたので、ちょっとのぞいてみる。駅舎の中の店でお土産をいくつか買う。

 駅を出るとそろそろ昼時。会津ではソースカツ丼というのが人気があるそうなので食べてみたい。

 どこがよい店なのかわからないので、繁華街を行き来して適当なところを見つけて入る。何というか、そのまんまの食べ物ではある。まずまず。

 何というか、名前のイメージそのまんまの食べ物ではある。味はまずまず。

ソースカツ丼
《ソースカツ丼》

 食後は商店街で追加の土産を買う。

 少し時間が余ったので会津藩の庭園・御薬園に行ってみる。元は名の通り薬草園だったそうで、元禄期に庭園として整備されたそう。こじんまりとした庭園で、型どおりに池のコイに餌をやる。

御薬園
《御薬園》
コイとカモ
《コイとカモ》

 御薬園を出て西若松駅に向かう。

 14時20分、会津鉄道とJR東日本の共用の駅・西若松に到着。すぐに自転車をバラす。分解はだいぶ慣れてきて、比較的手間取らずに完了。

 切符売り場と改札は二階。エレベーターで上がって切符を購入。ホームに下りてしばらくすると列車が来る。

AIZU尾瀬エクスプレス号・西若松駅にて
《AIZU尾瀬エクスプレス号・西若松駅にて》

 AIZU尾瀬エクスプレス号、東武鉄道の鬼怒川温泉駅行。新しい車両で、特別料金は必要ないのに座席はリクライニングシートで得した気分。空いていた最前列の席はおあつらえ向きの1人掛。そこに座る。

 定刻、15時06分、発。快速運転で次は芦ノ牧温泉まで止まらない。車両正面の窓まで仕切りがないので、見通しがとても良い。

AIZU尾瀬エクスプレス号の車内から前方を見る
《AIZU尾瀬エクスプレス号の車内から前方を見る》

 列車は阿賀川に沿って走り、通過する門田のあたりから山が迫ってくる。眺めも良い。

 芦ノ牧温泉の次の停車駅・湯野上温泉からは前日まで自転車で走った経路とほぼ並行して川を遡っていく。ただし、国道121号はずっと阿賀川の北岸を通っていたが、鉄道は両岸を行ったり来たりする。

車内から会津の山を見る
《車内から会津の山を見る》

 田島高校前から各駅停車になる。下校時刻なのか、高校生が乗ってきて賑やかに。次が前日の出発地・会津田島。

 会津田島以降もしばらくは来た時の経路と並行している。自分が通ってきた道を別の視点で見るというのも、意外とないものでおもしろい。

 会津高原尾瀬口からは野岩鉄道となる。1986年開通の比較的新しい路線のためか、トンネルが多い。中三依温泉駅では下り列車と行き違い。

AIZU尾瀬エクスプレス号・中三依温泉駅にて
《AIZU尾瀬エクスプレス号・中三依温泉駅にて》

 新藤原から東武鉄道に入り、定刻17時12分に少し遅れて鬼怒川温泉に到着。自転車では苦労した区間も鉄道ならあっけない。

 ホームの反対側には浅草行の特急が待っている。これに乗ればかなり早く帰れるが、全席指定だし自転車を含む荷物が置けるスペースがないと面倒なことになりそう。次の普通列車にする。

 次の普通列車17時31分発はあいにく東武日光行。下今市で乗り換え、その後も新栃木、南栗橋と乗り換えさせられる。大荷物だと大変。直通列車を強く希望。

 草加で最後の乗り換え。20時20分に谷塚に到着。

 駅前で自転車の組み立て。暗いこともあるが、やはり組立はまだすんなりいかない。時間はかかったが、どうにか完了し、帰宅。

 また無理をしたもので、初日・2日目はかなりボロボロ状態でしたね。

 ご旅行は計画的に。

 それなりに楽しかったので、まあ、いいですけど。

 輪行の手際はまだまだ未熟で、課題が残りました。さらなる向上を目指すべく、この翌月にも輪行で出かけています。その時のことはまたいずれ。