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栃木〜福島・かなり無理やり会津行き

  前回 、買ってから1年以上たつ丸石エンペラーツーリングマスターでようやく輪行に踏み切り、どうやら今後もやれそうな手応えはつかみました。

 でも、あまり間が空くと分解・組立のしかたを忘れてしまいそうで早めにまた出かけたかったんですが、前回の旅は11月、すぐに冬に突入してしまいましたからね。寒くて日も短い時期に自転車で旅行ってのはねぇ・・・(笑)。

 暖かくなったら、と思いつつ、翌年(2012年)の3月になっても4月になっても諸般の事情でなかなか出かけることができずじまい。

 ゴールデンウィークには、と思っていたら、仕事の開発現場(わたしはプログラマ)が泥沼化しており、旅行どころか休日出勤・・・(泣)。

 どうにか休みがとれた時はもう夏だったという。これだからIT業界は・・・(苦)。

 そういう状況もあって、今回もグダグダです、かなり。

2012年7月14日(土)

 3泊4日で会津に行くつもりなのだけど、前日まで仕事がきつくて準備もロクにしていない。疲れも残っていて出が遅くなり、11時10分、自宅を出発。

 輪行を併用するのも目的の一つなので、東武日光線の下今市までは電車で行くつもり。

 11時20分、谷塚駅に到着。乗車駅を谷塚にしたのは、改札からあまり離れていないところで自転車をバラす場所をとれるし、利用者があまり多くないので邪魔にもならないから。

 暑い。そうでなくても体調があまりよくないので辛い。

 分解と輪行袋への収納は30分弱でできたが、早くも熱中症気味。だいじょうぶだろうか?

 輪行袋と荷物を持って改札へ。重い。自動改札が狭い。ホームヘ上がる階段がしんどい。

 11時52分発の電車にどうにか間に合う。次の草加で急行に乗り換え、春日部まで行く。

 春日部で12時22分発の区間快速・東武日光行に乗る。そこそこ混んでいて最初は立っていたが、徐々に降りる人が出て座ることができた。一応、快速なのだが日光線内から各駅停車になってしまい、遅い。もっと速くというならスペーシアに乗りやがれ、ということなのだろうか。

 新鹿沼から先、見覚えがある杉林が線路と並行する。3年前の 栃木・群馬・長野旅行の時に通った道。 下今市まで電車で行くのは、あの時の経路とかぶるということからでもある。

 14時17分、ようやく下今市に到着。

 駅を出て、すぐ脇で組み立て開始。

 やっぱり暑い。 前回 もそうだったけど、分解・収納に比べて組立はどうも苦手だ。特にブレーキワイヤのレバーへの取付がなかなかうまくいかない。汗がダラダラ出てくるし、頭はボーッとする。

 再び熱中症気味になりながら1時間近くかかって、なんとか組立完了。15時20分、出発。

 体調は思わしくないし、時間も遅くなりもうあまり距離は走れそうにない。あろうことか、今日の宿も確保していない。とにかくネットに接続してこの後の計画を検討するため、下今市のマクドナルドへ。

 大汗かいたので、とりあえず飲み物はLサイズ。PCで Wifi につなぎ、まずは宿探しから。

 昨日までは初日に会津田島まで行こうとか考えていたが、今となっては山越えで80kmはありそうなところまで行けるはずもなく、宿のことを考えれば鬼怒川温泉あたりにまでにしておくのが妥当なところか。しかし週末の今日これからでしかも安いところというと、空いているところがなかなかない。

 体温がなかなか下がらず、疲労感も取れない。高温に弱くなったのは歳のせいだろうか、それとも空調の効いた室内にばかりいる軟弱な生活のせいだろうか。

 いつの間にか、飲み物がなくなっていた。またLサイズを注文。

 焦り出したころに鬼怒川温泉の格安の宿を検索で見つける。ネットからの予約はできないようなので、出たとこ勝負でとりあえず現地に行って交渉してみることにする。

 16時20分、ようやくマクドナルドを出る。少し走ると大谷橋。渡って国道121号を行く。すぐに上り坂になるかと懸念していたが、大谷橋からしばらくはむしろ下り加減で走りやすい。国道121号はこのあたりではバイパスと旧道が川の両岸に並行するように2本通っているが、東岸の旧道の方を行く。

 東武鬼怒川線の新高徳駅あたりから上りに転じる。さらに走ると鬼怒川温泉の入り口。

 17時40分、目当ての宿に到着。応対に出た方に宿泊の交渉。ふだん個人客は受け付けていないそう。しかし、この日は空き部屋があるとのことで特別に宿泊させてもらえることになる。助かった・・・。

 簡易宿泊施設なので宿に風呂はない。せっかく鬼怒川まで来ているので、温泉に入りに行く。18時10分、出発。

 温泉街に着いたが、どこで入浴するべきか迷う。東武鬼怒川線の鬼怒川温泉駅に寄ってみると、閑散としている。夏休み前だからかなとも思うが、次の月曜日が休日の週末にしては寂しい。

東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅
《東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅》

 フラつくうちに面倒になり、宿で安いと聞いた市営浴場に行くことにする。スーパーで翌日の朝食用のバナナを買い、ついでに店員さんに市営浴場の場所を尋ねる。

 鬼怒川公園駅方面へ走る。途中、ホテルの廃屋などもあり景気の悪さを感じる。

 国道121号に合流し、なおも進んだ人気のないところにポツンとノボリがあるのを見つける。もしやと寄ってみると市営浴場の入り口だった。

市営浴場の入り口
《市営浴場の入り口》

 自転車を置いて暗い坂を登っていき、19時00分、市営浴場に到着。他にも車の入れる入り口があるようだ。露天風呂もあり、けっこう賑わっている。利用するのは地元の人が中心らしい。ゆっくりつかる。

 自転車を置いた場所に戻り、20時00分、出発。来た道を戻るのは芸が無いので、対岸に渡ってみようと思う。

 すぐ近くに鬼怒川公園駅。こちらもあまり人がいなくてさびしい。駅のそばの交差点を左折して西岸側へ。ライトをつけ忘れていたので、スイッチを入れたが点かない。電池を抜いていたのを思い出す。毎度、何かしら忘れ物がある。途中でコンビニに寄って購入。

 20時50分、宿に戻る。