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開店休業の記

新デスクトップPCです

新デスクトップPC

 自宅の自作のデスクトップPC、最近、不調が目立つようになりまして。

 使っている最中に急に固まり、再起動しようとしてもブートしないという現象が度々発生していました。

 起動ディスクのSSDの接続を、別のSATAのインターフェイスに差し替えるとまた動くようになるのですが、いつまでもそんなことやってられないし、このブログの過去の記録を見てみたら(ブログをやっていると備忘録にもなって便利です)組んでから8年半以上経っているとわかり、もういい加減にした方がいいよね、ってわけで新しいのを導入しました。

 近頃はPCハードに関する興味がほとんどなくなってしまい、今回は調べるのめんどくさいからできあいの(お店で売ってる)PCですませようかと思ったんですけど、計算してみるとやっぱり今でも自分で組んだ方が少し安上がりらしいとわかったので、前回同様自作機にしました。性能とかより、結局、金額が決め手になるわたし・・・。

 構成は

マザーボード:ASRock B450 Steel Legend

CPU:AMD Ryzen 5 3600

メモリ:Essencore IM48GS88N26-GIIHA2 8GB×4

ビデオカード:玄人志向 RD-RX550-E2GB/OC

SSD:ADATA XPG SX6000 Lite M.2 512GB

ケース:ANTEC P7 Silent

電源:玄人志向 KRPW-N600W/85+

です。よくわかんないので今回もベタな売れ線でまとめました(多分)。〆て税込7万円ちょっと。

 CPUがAMDなのは最近自作界隈ではRyzenが人気だと聞いたもので。本人にはあまりこだわりはありません。どんなゲームでもガシガシ動く高性能は必要ないけどそれなりに長く使う方なので最低価格帯だと厳しそう、ということで中位の費用対効果の高そうなのを選びました。

 マザーボードはCPUに合わせて普及価格帯で人気のあるのを。ASRockは初めてですが、どんなもんでしょう?

 メモリは32GBと欲張りましたが、これはちょうど特売だったので・・・。

 ビデオカードはゲームはしないので、とにかく映ればいいとまともそうなので一番安いのを・・・。

 SSDは今までのを流用してもよかったんですが、M.2 という新規格、せっかくマザーボードが対応しているからちょっと使ってみたいなと思っていたところに特売が・・・。

 ケースと電源はやはり中位の無難そうなのにしときました。

 ディスプレイ、キーボード、マウス等は流用。ストレージもデータ用にいくつか流用予定。

 組み立ても8年半ぶりだったわけですが、マザーボードにかなり詳しい日本語の説明書がついており、ケースにも簡単なのがあったので、ほぼ問題なく完了しました。

 一点、電源が通常より小型のものだったからなのか、ケースの設置箇所(底面前方)に4つあった1cm角くらいの緩衝材のうち、後2つに届かず、前2つだけに乗っかっている状態になってしまいました。しょうがないのでパーツの箱の緩衝材に使われていたスポンジを適当に切って、電源の下に押し込んで間に合わせました。まあ、なんとかならあね(神経雑)。

 あと、驚いたのは今のマザーボードってピカピカ派手に光るんですね、いろんな色で。

光るマザーボード

 クリアケースなら意味があるんでしょうが、わたしが買ったやつはオーソドックスなのだから、一通り作業が終わった後は密閉された闇の中で人知れず自己主張を続けるわけだ。う〜ん、ちょっと悲しくなってしまったぞ。

 ハード面はだいたいできたので、これからソフト面の整備を進めます。そのへんはまたいずれ。

12周年

保土ヶ谷公園の池の鳥たち

 本サイト、12周年となりました。更新はサボりがちですが、なんとか持ちこたえております。

 12周年は横浜で迎えることになりました。上の写真は保土ヶ谷公園の池の鳥たち。写真撮ってたら、通りすがりのご婦人に「ここにはカワセミがいるのよ」と教えていただきました。いつか、見られるといいな。

 今後もしばらくはほそぼそと続いていくと思います。よろしくお願いいたします。

やな感じ

 最近、このサイトのログを見ていて、閲覧者の後をつけるように同じページをリクエストするアクセスがあることに気がつきました。同じ URL に対して2回連続でリクエストがかかっていて、それがトップページのようによくリクエストされるページならわかるんですが、めったに見に来る人がいないページが続けてリクエストされるのでおかしいなと。

 特徴がありまして、先行するリクエストに1分ほど遅れて同じページをリクエストし、ユーザーエージェントは常に "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0)" で、発信元はどうやらすべて AWS らしい。怪しい。Internet Explorer 8 はもうサポートされていないはずだし、一般の方がわざわざ AWS 経由でウチのサイトを見に来るとは思えない。

 ただし、ウチのサイトにいらっしゃる閲覧者全員が追跡されているというわけではぜんぜんなくて、ごく一部の方のみのようです。たちの悪いトラッキングクッキーでも仕込まれたのでは、と心配なのですが、こちらではいかんともしがたく。

 皆様、ご用心を。

常時 SSL 化しました

常時 SSL 化

 前回の更新以来、不調が続いていた当サイトのサーバー。OSもろとも落ちてしまうという異常事態が頻発。あいにくなことに管理人が自宅に戻れない時期にも発生し、一週間以上もサイトが停まったままという、公開開始以来最悪の状況に陥ってしまうという体たらく。

 困ったことに、原因は今に至るも不明です。サイトの作りを大幅に変え、データの大半を起動時にメモリに読み込んだり、ファイルやDBの監視機能を利用するといった特殊な機能を導入したことが一番怪しいと考えているのですが、落ちる契機になっているような動作は見当たらず、負荷も特にかかっていないような状況で落ちているので、断定はできません。特殊な機能といっても前触れもなくOSごと落ちるようなものでもないような気もするし、そんなすごいコード、わたしに書けるのかというと・・・。

 次に怪しいと思っているのが、ハードウェアの相性。Raspberry Pi はSDカードによっては障害が発生することがけっこうあるそうです。

 更新前は Transcend の Ultimate 600x というちょっと良いグレードのカードを使っていたんですが、今年5月の更新の時は無印・並行輸入物の東芝製にしていました。安物がいけないんだろうか・・・?

 反省して、今回は同じく並行輸入物の東芝製ですが、ちょっとお高い EXCERIA PRO M401 というのにしてみました。少なくとも書き込み速度なんかは大幅に速くなりました。Raspbian Stretch のインストールイメージの書き込みは

   14.3 MB/s → 19.1 MB/s

という結果に。これで何事もなく稼働し続けてくれたら嬉しいのですが。

 この機会に、いずれやらねばと思っていた常時 SSL 化を果たしました。Google さんがかなり強硬な姿勢をみせてますしね、そろそろやっておかないと。

 オレオレ証明書だとまた問題になりそうなので、無料の Let's Encrypt で発行してもらっています。

 基本的にサイト全体で常時 SSL 化しています。今までどおり、http でアクセスしても SSL のページヘ自動的に跳ぶようにしてあるので、閲覧される方々には特に影響は出ないと考えておりますが、問題ありましたらご一報いただけるとありがたいです。

 あっ、ただ、サイトの反応は遅くなりました・・・。SSL 化に伴う暗号の処理が Raspberry Pi では重い負担となるようで、今年5月の更新の時にめざましい高速化を実現したのに、SDカードの速度向上をもってしても補えず、Apache Bench の結果では10倍以上時間がかかるようになってしまいました。

 いつまで Raspberry Pi でいけるのか、徐々に厳しくなってきた感じですが、いけるとこまでいってみます。

サーバー、更新しました

 ほんっとに久しぶりの更新になりました。

 2016年に「今年更新するつもりだったんだけど、作業が間に合わなくて2017年の目標になってしまいました」などと言っていたんですがね。何をやっていたのかね、キミは?

 いろいろトラブルもありましてですね・・・。

 OS の Raspbian が wheezy から jessie すっ飛ばして Stretch になりました。あちこち変わってて参りました。wheezy は今月末でサポート期間終了だっつうんで焦りましたし。間に合ってよかった。

 また Raspbian 使っているのは、ハード・サーバー機本体の方、新しいのを導入することも検討したんですが、結局従来と同じ Raspberry Pi 1 Model B+ になりました。

 ただ、その割にはサイトの表示が速くなっていませんか?

 サイトの言語を Ruby から Go 言語に変更しました。こちらで計測した限りでは大幅に高速化を果たしており、だいぶ反応は良くなっていると思うんですけど。

go gophers by Renee French CC BY 3.0

- go gophers by Renee French CC BY 3.0 -

上の画像は Go 言語の公式マスコットキャラクターの Gopher くん。個人的には「う〜ん・・・」という感じですが、まあいいか。

 せっかく更新したので、しばらくはこのサイト続けるつもりです。よろしくお願いします。

技術系小ネタ

 今、仕事で Laravel(PHP のフレームワークです)使っています。まだロクに理解していないのに、すでにコード書いてるってところがなかなか怖ろしいのですが、先日「あれっ!?」と思ったことがあったので、ここにメモを残しておきます。

 投稿されたデータを登録するために Eloquent の create メソッドを使ったコードを追加したら、エラーが出ました。追加したコードはこんな感じ(企業秘密を漏洩するわけにはいかないので、実際のコードとは違います)。

$zzz =App\Zzz::create(['name' => 'Zero', 'type' => 'sleep', 'point' => 0]);

 エラーメッセージはこんなの。

PHP Fatal error: Allowed memory size of 536870912 bytes exhausted (tried to allocate 254435456 bytes)

 「利用可能なメモリを使いきった」というもので、対処法をネットで調べてみると、「そおいう時は php.ini の設定変えて、最大利用メモリを増やせ」というのばかり出てきます。でもねぇ・・・、わたしがコード追加する前の状態ではメモリには十分余裕があるみたいだし、追加したコードもメソッド1個使ってレコード1行追加するだけでデータ量もほんのちょっと。こんなんでいきなりメモリ不足になるなんておかしいなあと思い、よくよくエラーメッセージ見たら、いきなり 250MB もメモリ確保しようとしている! 最大利用メモリの約半分! そんなわけねぇだろ!

 半日かけて調査。ようやく判明した原因は意外なところにありました。メソッド create を使うときはそのモデルに fillable か guarded の設定が必要なんですが、このモデルの fillable はこんなんでした(設定したの、わたしじゃないよ)。

protected $fillable = ['name', 'point'];

 属性が1個(この場合、type )、抜けてただけでした。わかってみれば「な〜んだ」ってなもんですが、エラーメッセージ、わかりにくいよ・・・。「利用可能なメモリを使いきった」っていうだけでモデルの設定に原因があると気がつく人なんて、そうそういるとは思えないんだけど。設定に抜けがあるだけで 250MB もメモリ確保しようとするフレームワークも謎ですが。・・・、解決したんだからいいか。

CPUクーラー交換

 昨日、つけっぱなしにしていたPCがいつのまにか固まってしまいました。まったく反応がなくなってしまったので、しかたなく久しぶりのリセット。そしたら今度はOSも立ち上がらなくなってしまって、なんか壊れたかとガックリしつつ念のためBIOS画面を見てみると、CPUの温度が80℃超! ヤバい!!

 ・・・って、同じようなこと、前にもなかったけ? そうそう、3年前にグリスが剥がれてCPUの温度が危険な状態になったことがありました。

 ケースを開けて確認してみるとCPUクーラーがグラグラしてました。前に付け直した時、ドジってマザーボードに固定するためのプッシュピンのツメを折っちゃったんでした。その時はとりあえず支障なさそうだったんでそのままにしておいたんですけど、なんかの拍子でPCが動いた時に外れてしまったか・・・。

 さすがにもうダメそうなので、CPUクーラーを買い換えることに。秋葉原に行けばモノは豊富にあるでしょうけど、それだけのために行くのは時間と電車賃がムダのような気がするし、ネットで買ってもいいんだけど届くのは明日。今日PC使えなくなるな・・・。

 結局、グリスを買った店で一番安いのを買いました。サイズの MONOCHROME VALUE というの。税込1620円也。秋葉原で買えばもっと安かったんでしょうけど(また、同じことを言ってる・・・)。

MONOCHROME VALUE

 取り付けは簡単で、説明書見ながら10分くらいでできました。

 PCの起動も正常に戻り、一安心。CPUの温度を確認してみました。

CPUの温度

 平常時は前と変わりないみたいです(前に使っていたのはCPU付属のクーラーで、CPUはインテルの Core i5-2500K です)。多少、負荷をかけても50℃をちょっと超えるくらいで問題ないようです。

 ネットではこのクーラー、「うるさい!」と評価されているようですが、わたしはあまり気になりません。前のとほとんど同じくらいに感じます。負荷をそれほどかけていないのでファンの回転数が上がってないってこともありますし、PCを机の下に置いているってこともあるかも。静かな部屋で顔の真横にあったりしたら、気になるかな? でもクーラーより電源の音の方が大きいような気もする・・・。

 普通に使えればよい、特にこだわりはない、という人向けかな。安いし。

光回線導入

 大晦日なんでございます。どうやら大掃除も終わってホッとしております。

 それとは特に関係ないんですが、ウチのネット回線を3年間使った UQ WiMAX から auひかり に変更しました。

 UQ WiMAX に不満がさしてあったわけではありません。この12月が契約更新月だった(契約更新月以外の月に契約解除すると解除手数料がかかる)ので、一応、どうしようかと思って調べてみると、月額料金は回線単体ではあいかわらず光の方が WiMAX より高いのですが、自宅の固定電話を光で使えるIP電話に置き換えた場合の合計金額ではあまり差がないことに気がつきました。新たに光回線を使うとなると回線を引き込む工事費などもかかってしまうのですが、それは加入キャンペーンのキャッシュバックでまかなえそうだし。通話料金も少し安くなるし。それなら速い方がいいよねということです。まあ、無線の WiMAX だと近隣で利用者が増えると速度が低下するかもしれないだとか、通信量制限がかかるようになるかもしれないといった不安もあるにはありましたが。

 で、申し込めばすぐ工事に来てもらえて使えるようになるかと思ってたんですが、甘かったですね。まず工事日を決めなきゃいけないわけですが、申し込みをしてから何やかにやと手続きがあり、お客さま工事日程調整WEBとやらで工事可能日が確認できるようになったのが申込日から1週間以上たってから。ようやく、そのお客さま工事日程調整WEBを見ると、こちらの都合と合うのはその時点からさらに1週間以上先という・・・。

 工事は担当の方2人で近くの電線から宅内に引き込み、回線状態を確認、1時間ほどで終わりました。IP電話はそれまで使っていた電話番号を引き継げますが、切り替えに工事からまた1週間ほどかかりました。

 回線速度ですが、さすがに理論最大値の 1Gbps なんか出やしませんが、各種スピードテストでは下り 300Mbps 以上をバンバン出してます。上りも 100Mbps 以上 出てます。速いっ! でも、普通にウェブページ見てる分には WiMAX と体感的にはそう変わらないです。データ量、大したことないからあまり差がつかないんですね。わたし、ネットゲーム、やらないし、動画もあんまり見ないから高速化してもほとんど意味無いような・・・、いいんだ、速いのはいいことなんだから!

 当サイトの表示も速くなっていませんか? あんまり変わらない? あー・・・、回線速くなってもサーバー機がしょぼいから。いや、サーバー機もねぇ・・・、回線高速化に合わせてもう少し性能のよいものに更新するつもりだったのですが、作業が間に合わなくて・・・、2017年の目標になってしまいました。

 脈絡がありませんが、では、皆様、良いお年を!

10周年!!!

 実は本日で当サイト、公開から10周年となりました。よく続きました(笑)。

 今年は春頃からめっきり文章を書く気力がわかなくなり、このブログの更新もできなくなってしばらく放置状態でした。10周年を機に店じまいしようかと、つい最近まで思っていました。

 そのつもりで今までどんなことやってきたんだっけと過去のブログを読み返すと、忘れていたことがいくつも書かれていまして、ああ、そうだったっけと。

 だれも見ていなくても自分の備忘録として有用なんだな、と思い直し、続けることにしました。まあ、ぼちぼちと。いつまで続くやら。

情報処理安全確保支援士なるもの

 IT関連のニュースサイトを見ていたら、新しい国家資格ができたそうで。

 情報処理安全確保支援士という名称(長いよ・・・)で、企業・公共機関の情報セキュリティ対策を担当する人材、というのが想定されているようです。

 それなら情報セキュリティスペシャリストがあるじゃんと思ったら、情報セキュリティスペシャリストを継承した資格らしいと。で、過去に情報セキュリティスペシャリスト試験に合格している人は登録の資格があり、情報処理安全確保支援士の試験を受けなくても登録すればなることができるのだそうです。

 つーことは、わたしも登録すればなれるということらしい。

 じゃあ、早速登録を、とも思ったのですが、めんどうな手続と若干の費用が必要ということがわかったところから迷いだしました。国家資格といっても医師や弁護士と違って特定の業務を独占できるのではないため、取得する側としては従来の情報セキュリティスペシャリスト以上の利点が見出しにくく、わざわざ登録した方がいいようなものなのかが、今ひとつ疑問。情報セキュリティスペシャリスト自体、持ってて得したとかは全然なかったですしね。

 わたしはふだん一介のプログラマとして仕事をしているのですが、「セキュリティ? そんなモン、気にしてるヒマがあったら手ェ動かしやがれ! 納期、まにあわねーだろうが!」とか、そんな現場ばっか。セキュリティ以前にテストもロクにしていないようなとこが少なくなかったりして。ああ。

 業界ではだれもが知っている大企業の仕事でも、「Apache の実行ユーザー、root にすんの、よしましょうよ〜。せめて本番機だけでも。」とお願いしても、「えー、めんどうじゃん。権限とかよくわかんねーしさ。」とあっさり蹴られる始末。

 ・・・、愚痴になりました。失礼いたしました。

 Twitter でこの新資格の評判を探ってみると、資格維持のためには登録後毎年講習を受ける必要があって、その費用が3年で15万円程度かかると見込まれている、という点に注目が集まっていました。大方は「高い!!」と考えているようです。

 わたしは1回試験に受かっただけでその後全然勉強も何もしないというのではすぐに知識が時代についていけなくなるのはわかりきったことだし、それなりの内容のある講習ともなればこのくらいの金額はいたしかたなし、と思っています。問題はむしろ「その講習の内容が金額に見合った知識が得られるものなのか」ということと、「その金額を払うだけの見返りがある資格なのか」ということだと思うのですが、いかがなもんでしょ?

 登録、どうするかはしばらく考えます。