『日本のインフラ危機』(岩城一郎:著 講談社)、読了。
2025年1月、突然道路が陥没したまたま通りがかったトラックが転落するという衝撃的な事故が発生した市に住んでおります。当該道路は現在車線を減らした上で暫定的に通行可能になっているものの、工事が続いています。それもあって読んでみました。
本書はその後の2025年12月に出版されたものであの事故についても言及がありますが、企画自体は事故前だったそう。
著者は土木関係の研究者。
あの事故の後だと特にセンセーショナルに響く書名ですが、内容はわりと地道(ジャーナリストが同じ題で書いていたら、かなり違ったものになっていたのでは?)。日本のインフラの現状を簡潔にまとめた後、インフラはどう劣化していくのか、インフラを守っていくにはどうしたらよいのか、といったこと(中でも著者の専門であるコンクリートにまつわる話が多い)を落ち着いた感じで解説しています。やはり専門的な話も少なからずあるのですが、文章は読みやすい方だと思います。