かつて Paul McCartney のベストアルバムを聴き、その2ヶ月後に John Lennon のベストアルバムを聴いて、次に George Harrison も聴きたいとか言ったおぼえがあります。
それから17年(ヲイッ!)、George Harrison のベストアルバムを聴きました。この扱いの差よ・・・。2009年発売の "Let It Roll: Songs By George Harrison" です。
・・・いやね、言い訳ですが、George のベストアルバムって、かつては所属レーベルごとに別々に出てて、The Beatles 時代の曲もこみの選曲だったりとかであんまり評判が良くなかった記憶があります。本作にしてもレーベルを越えた収録曲、遺作となった2002年の "Brainwashed" の曲も含んでいるというのはとてもありがたいんですが、やっぱり選曲が偏っていると言われていました。全19曲中名作とされる "All Things Must Pass" から5曲というのはまあいいとして、以降9作あるスタジオアルバムのうち4作から採用曲なしで、彼のソロとしての経歴を全体的に振り返るにはバランスが悪い、というのは確かにあると思います。それでどうしようかなと思っていたら、本作、わりと早く入手困難になってしまいまして・・・。幸い、一昨年再発されまして、それに気がついてあわてて入手した次第。
1曲めが "Got My Mind Set On You" ! George のソロ曲を同時代的に聴いたのは、これが初でした。大ヒットしたけど、他の収録曲と比較するとはっきり異質だなと感じます。そういや、これ、自作曲じゃなくてカバーなのね。頭から尻尾までとことんご陽気なノリです。
そう、これ以外の彼の曲って、にぎやかな曲調であってもどっか陰翳があるというか、人目につきにくいところに咲いた花みたいなうら寂しさが常にある印象。それが味だよね。
一番好きな曲は "Ballad of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)" 。今まで聴かないでいたのはもったいなかった気がする曲です。遅くなってゴメン、George 。