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今日の本

トルコのゼーラおばあさん、メッカへ行く

 『トルコのゼーラおばあさん、メッカへ行く』(新藤悦子:文 牡丹靖佳:絵 福音館書店)、読了。

 『いのちの木のあるところ』がとてもおもしろかったので、作者の別の本を読んでみることにしました。

 こちらは絵本。表紙絵からもわかるようにイスラム風の装飾が多用されています。それと、なんというか、目に優しい色遣いがよいです。

 出版社の紹介によると「小学中学年から」となっています。漢字ありのルビあり。

 『いのちの木のあるところ』は13世紀のトルコが舞台の物語でしたが、こちらも主人公はトルコの人。ゼーラおばあさんは作者の友人だそうで、彼女が60歳を過ぎてから飼っていた牛を売り預金をおろして行ったメッカ巡礼の様子を作者が聞き取ってお話にしたものです。さながら小学生向けメッカ巡礼案内です。

 メッカ巡礼は世界中のムスリムが行きたがっているので、現在サウジアラビア政府が人口1000人あたり1人という基準で各国に受け入れ枠を割り当てているそう。ゼーラおばあさんは運良く巡礼ツアー(!)の抽選に当たって行けることになったということです。行きたいからって行けるものではないのですね。

 神殿に行くだけが巡礼ではなく、他にも行事があるそう。断食明けの祭りは聞いたことありましたが、犠牲祭というのは初めて知りました。

 などなど。大人にとっても豆知識が増える内容でした。