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今日の本

山はどうしてできるのか

 『山はどうしてできるのか』(藤岡換太郎:著 講談社)、読了。

 非常に端的な書名で、内容もそのままそのとおりです。誤解がなくてとてもよいと思います。この疑問を持った専門外の一般人が読むのにふさわしいです。

 もっともその説明はちょっと回り道をするので、ちょっとまどろっこしいかも。著者はそれも想定済みなのか、六合目から八合目(通常、「章」とするところを、山の本だけに登山にちなんで本書は「合目」としています)を読めば山のでき方は一通りわかると「はじめに」で述べています。ちなみに最初の方は、山を見るための視点、山の高さとは何か、山に関連する学説の歴史、といったところからじっくりと進んでいきます。

 聞き慣れない専門用語が多くて、最初から読んだわたしはちょっと理解がこんがらがってしまった感じだったのですが、最後の十合目の「山のでき方」絵図がいい感じに流れを整理して提示されており、助かりました。わたし同様、こんがらがったらこちらを見てみるといいかもしれません。このへんの周到さは学者らしいというか。著者は地球科学の研究者です。