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蕭寥亭

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自転車で秩父札所巡り

秩父札所納経帳

前置き

 冬の間は家に閉じこもりきり、3月は花粉症が悪化して外出する気にならず、そして今月、ようやくなまった身体を動かすべく秩父行きの計画を立てていたら、秩父では札所巡りがあってしかも今年は12年に一度午歳の御開帳がある特別な年だということをたまたま知りました。

 札所巡りなんてそれこそ今まで御縁がまったくなく、何をすることなのかもよく知らなかったのですが、調べるとなんと公式サイトもあったりしまして、おおっ、情報化社会よ!

 特に参加資格があるというわけではなく、34ヶ所ある札所を思い思いに参拝してまわればいいということらしいので、せっかく12年に一度の特別な年というならやってみようと、奥秩父のダム湖の方に行くつもりだった当初の予定を変更しました。

札所巡り1日目

 午前10時過ぎ、西武秩父駅前の秩父観光情報館で札所巡りの案内パンフレットを入手し、御朱印をいただく納経帳(上の写真・秩父では、御朱印帳のことをこう呼ぶのだそう)を買ってスタート。いつものランドナー、自転車です。

 いきなり余談ですが、今年は午歳総開帳記念納経帳というの発売されていたのですが、大人気らしくわたしが行った時観光情報館では売り切れ! 欲しかったのに! 納経帳は各札所でも買えるのですが、これは見当たらなかったなぁ。追加で作る予定はあるらしいです。

十三番札所・慈眼寺

 最初は安直に西武秩父駅から一番近いと思われる十三番札所・慈眼寺(上の写真)へ。番号順に巡礼する必要はないそうです。

 巡礼の基本として①参拝・観音堂で合掌をして一礼、②納経所で御朱印を受ける、の2点がまず大事、とのことです。御朱印は500円です。ほとんどの札所は現金払いなので、用意が必要。

 慈眼寺は秩父地方各地に散らばる札所の中でほぼ中央にあるお寺。ここからどう回っていくか思案しましたが、秩父鉄道に沿って南西に向かうことにしました。

十二番札所・野坂寺

 2か所めは十二番札所・野坂寺(上の写真)。

わさび丼

 早くもお昼時。次の札所に向かう途中の住宅地の中に一軒あったお店で食事にしました。わさび丼(上の写真)です。

二十六番札所・圓融寺

 3か所めは二十六番札所・圓融寺(上の写真)。畠山重忠ゆかりのお寺だそう。

 週末でお天気がよいということもあって、どこの札所も参拝者がちらほらと。徒歩の参拝者が中心でしたが、駐車場があるお寺も多い(秩父札所サイトの各札所の案内に有無の記載があります)ので車利用の参拝者も。

二十七番札所・大渕寺

 4か所めは二十七番札所・大渕寺(上の写真)。

 ここから先ほど参拝した圓融寺の舞台造りの奥の院・岩井堂へ通じる道があるというので、軽い気持ちで行ってみたのですが、これが大変! けっこうな山道です。山歩き用の靴がいるんじゃないかと思います。

護国観音前からの眺め

 途中の護国観音前からの眺めはこんな感じ(上の写真)。

岩井堂

 これが岩井堂(上の写真)。

岩井堂から下るときの階段

 岩井堂から下るときの階段がこんなの(上の写真)。

熊出没注意

 下りてみるとこんな看板が(上の写真)。ヒイイィッ! 秩父もけっこうクマが出るようです。お気をつけを。

 自転車を駐めた大渕寺まで戻ってくるのに小一時間かかりました。

秩父鉄道その1 秩父鉄道その2

 秩父鉄道を眺めたりしながら、さらに移動。

二十八番札所・橋立堂

 5か所めは二十八番札所・橋立堂(上の写真)。

 ここはお堂のすぐ近くに鍾乳洞がありますが、以前入ったことがあるので今回は割愛。カフェと蕎麦屋さんも近くにあります。

ストロベリーソフトクリーム

 昼食はすんでいたので、蕎麦屋さんのストロベリーソフトクリームを(上の写真)。

二十九番札所・長泉院

 6か所めは二十九番札所・長泉院(上の写真)。ここで宿のチェックイン時間が迫っていることに気づいて引き返しました。

十五番札所・少林寺

 御朱印をいただけるのは17時まで。秩父市中心部にある宿にチェックイン後、なんとか間に合いそうだったので近くの十五番札所・少林寺(上の写真)へ。

 これで初日に回れたのは7か所となりました。スタートが遅かったのもありますが、意外と回れないものです。徒歩じゃなくて自転車だから1日で10か所以上回れるんじゃないかと思っていたんですが。

 ちなみに札所間の距離は番号順に回る場合、近いところで1km未満、遠いと10数km、だいたい1〜3kmくらい離れていることが多いようです。

 移動して、参拝して、御朱印いただいて、看板の由緒を読んで、写真撮って、くらいするだけでもけっこう時間がかかります。

 途中で食事や休憩も必要だし、ましてこの日のわたしみたいに奥の院へ行ったりするとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

 加えて、スタンプラリーやサイクル先達なんて企画もありましてですね。

 どっちも札所にあるQRコードをスマホで読み取ってデジタルスタンプを獲得するというもの。規定の数のスタンプを獲得すると記念品がもらえたりします。そんなことやってると余計に時間がかかるし、せっかく参拝したのにスタンプを獲得するのを忘れて、後から戻ったり! おバカさん!

 スタンプラリーの起源って不明だそうですけど、どうも日本独自のものらしく(意外!)、こうした札所巡りが原点ではないかという説があるそうですよ。

札所巡り2日目

 そして翌日。

西武秩父駅の温泉

 早起きして、宿から歩いて西武秩父駅へ。朝の6時から温泉が営業している(上の写真)ので一風呂。

朝食

 風呂の後は宿の方から教えていただいたお店のモーニングで朝食(上の写真)。具だくさんのおみそ汁が嬉しい。

 この日はヒトケタ番札所を中心に回ることにして、宿を9時前に出発。御朱印は8時からいただけることになっているので、ちょっと出遅れ気味ですが。

十八番札所・神門寺

 国道140号を北へ。横瀬・定峰川沿いの地域へ行く途中にある十八番札所・神門寺(上の写真)に参拝。これで8か所。

 ここから地図上は近くに見える三番札所へ。しかし、このルートはお勧めしません。間に急な坂があってここでけっこう疲れました。

三番札所・常泉寺

 9か所めは三番札所・常泉寺(上の写真)。

 この時期、秩父ではあちこちで咲いているお花がきれいです。宿の方も「秩父は今の時期がオススメです!(それと秋)」とおっしゃっておられました。

一番札所・四萬部寺

 10か所めは一番札所・四萬部寺(上の写真)。一番だけあって参拝者がひときわ多かったです。わたしが行った時には観光バスが来てまして、御朱印待ちの行列が山門まで続いていました。

 次が今回の最難関となりました。一番札所からは2kmほどで距離はさほどでもないのですが、Googleマップによりますと後半の区間950mで一気に142m登ります。平均勾配率15%!? ヒイイィッ!(国道の上限は原則12%まで)

 キッツい!! わたしの脚力+宿泊用荷物を積んだ重たいランドナーではペダルを踏める限界ギリギリでした。途中10回以上休んだんではなかろうか。ここはもう歩いた方が早いです。実際、徒歩の参拝者に何人も追い抜かれました。原付や軽自動車はエンジン音が苦しそうだったし。

二番札所・真福寺

 疲れ果てて到着した11か所めは二番札所・真福寺(上の写真)。なお、御朱印はここではなく、山を下ったところにある光明寺でいただくことになっています。

光明寺

 光明寺(上の写真)で御朱印をいただくと、もう13時近く。昼食を取ることにしました。

 食事は順路検討のポイントになりそう。街中のお寺を回る場合は食べるところはすぐ見つかりますが、周囲にお店がないところでお腹が空くと徒歩では大変そう。

 自転車をちょっと走らせて行った食堂はどうやら人気店だったらしく、順番待ちになりました。ネットに料理の写真等を上げるのは避けてくださいと店内に掲示がありましたので、店名も写真も出しませんが、ソースカツ丼がおいしかったです。普通のカツ丼より肉が厚めだったのですが、軽く噛み切れるやわらかさ。よいお肉、使っているのでは?

四番札所・金昌寺

 食べ終わって向かったのが12か所めは四番札所・金昌寺(上の写真)。

五番札所・語歌堂

 13か所めは五番札所・語歌堂(上の写真)。御朱印はここではなく、近くにある長興寺でいただきます。

 このへんで後の予定があるため、時間切れ。

 国道299号に出て東へ向かっている途中、八番札所への案内板が見えました。八番札所は横瀬町の札所の中では一番奥の方にあります。後日の参拝順路のことを考え、この日のうちにがんばって参拝することに。

八番札所・西善寺

 西武線の高架をくぐり、短い急な坂を上ると八番札所・西善寺(上の写真)で14か所め。結局、この日も7か所回るのがやっとでした。

 でも、楽しかったです。

 また秩父に行って再挑戦! できれば5月にも!