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今日の本

だんだんできてくる世界遺産1 奈良の大仏

 『だんだんできてくる世界遺産1 奈良の大仏』(山岸公基:監修 イケウチリリー:絵 フレーベル館)、読了。

 「おなじところから工事げんばを見つめてみた」絵本シリーズ・『だんだんできてくる』が新展開!

 これまでは「まちたんけんにGO!」だったのが、「世界遺産にGO!」になって、第一弾は奈良の大仏です。

 工事が進む様子を定点から見たイラストで紹介するというのはこれまでと同様。お堅い学習物とは一味違う親しみやすいイラストが使われているのも同様。

 しかし、これは勉強になるわぁ〜。これまでこのシリーズは対象年齢が小学生になっていたんですが、本書は中学生も追加されています。いやいや、大人にとっても読み応えがあります。

 そっか、最初はまず森を切り開いて山を崩したのか。今の大仏殿のあたりは平らに開けていますが、当時は山で木が茂っていた場所だったんですね。

 大仏様は銅製で重いから、作り始める前に土台の地ならしも必要と。

 型を作って銅を流し込んでいく工程も段階に応じた説明があります。このへんまではずっと屋外作業なのね。

 その後で大仏殿を作って、それから金を塗る工程。金を溶かすのに使う水銀の影響で体を壊す人が出たのでは、という指摘があり、それもイラストにしているところなんか、子ども向けでも手を抜いてないな。

 開眼供養のイラストはあくまで想像図ということですが、開眼の筆を入れるお坊さんはゴンドラに乗ってる! わたしはハシゴで登ったのかと思ってたけど、どうなんだろ!?

 これはいいですね。次作も期待してしまう楽しさでした。