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蕭寥亭

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今日の本

幻のネズミ、消えたY

 『幻のネズミ、消えたY』(黒岩麻里:著 岩波書店)、読了。

 哺乳類がオスになるかメスになるかは性染色体のXとYの組み合わせで決まる、ということはよく知られています。しかし、実は哺乳類の中にはYの染色体を持たないもの(2種のトゲネズミ)がいます。にもかかわらず、それらもちゃんとオスとメスがいます。どうしてそんなことが可能なのか?

 その謎を追った研究者自身が書いたものです。

 文章は柔らかな語り口調なんですが、その研究の説明については聞き慣れない専門用語が多くてちゃんとわかったかは自信がないです・・・。

 研究それ自体より、むしろ天然記念物が研究対象だと制約が多くて大変とか、研究は地道で神経を使う作業の繰り返しとか、専門分野の違う研究者との協力が重要とか、日本の大学教員は研究以外の仕事が多くて教授になったら実験をする機会が格段に減ったとか、研究周辺の話がおもしろかったです。著者としては不本意な感想かもしれません。とても画期的な発見があったということは、一応理解しておりますが・・・。申し訳ない。