『八百夜 1〜7』(那州雪絵:作 新書館)、読了。
巻数は7ですが、開始は2018年。8年近く続いた連載が完結しました。ずいぶんかかりました。最終巻読んでいて、最初のころ、どうだったかすっかり忘れてしまったことに気がついて1巻から読み直しました(苦笑)。
和風(?)ファンタジーです。あらすじは・・・、説明しにくいな。全体像がつかみにくい話で、読み直してみてもそうなんです。時代・場所があまりはっきりしていない、ある小さな国とその国のまだ子どもの王の成長を描きつつ、そしてその国でかつて起きた惨劇の謎をからめた物語、とでもいうか。でも、これじゃ、全然伝わらないですよね。う〜ん・・・。
主人公というのが「お話」が仕事という芸人(自称)で、物語の中にその「お話」の語りが組み込まれているという、メタフィクション? 入れ子構造? 的なところが特徴なので、余計説明しにくいし。
登場人物の個性の描き分け方なんかはさすがだなぁと思いつつ、そういえば読後に残る記憶が物語自体ではなく登場人物たちの方ばかり、とも思ったり。
おもしろいんだけど、そのおもしろさの焦点がなんだかぼんやりしているという、妙な味わいの作品です。