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蕭寥亭

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今日の映画

花嫁はどこへ?

 今日は1日。映画割引の日です。なので、久しぶりに都内に出て映画を観てきました。

 せっかく割引なので欲張って2本観に行ったのですが、1本めは見事にほぼ全編寝てしまいましたので、ご紹介は割愛(だって、内容わからんし)。

 2本めは起きてました(2本とも寝たら、何のために都内まで・・・)。2023年製作の『花嫁はどこへ?』です。だいぶ前に観た映画の本編上映前のアレ、予告編の中に本作があり、以来、気になっていた作品。『女神は二度微笑む』以来のインド映画です。

 2001年のインド、花嫁の村で結婚式を終えた青年ディーパクは遠路、妻プールを連れて実家に帰る。混雑する列車ではその日が吉日だったこともあり、プールと似た衣装で同じようにベールで顔を覆った花嫁の一行と相席になる。実家の最寄り駅に列車が到着した時は夜になっており、車内が暗い上にベールで顔を覆っているために見分けがつかず、まちがって別の花嫁を家に連れて行ってしまうディーパク。やむなくその花嫁(ジャヤ)を自宅に泊めることに。一方、眠っていて気がつかなかったプールは、夫に頼りきりなのに一人になってしまい、知らない駅で途方に暮れ・・・。

 50年くらい前の日本のホームドラマを思い出すような味わいです。大家族に友人たちを巻き込んでの大騒ぎ。いろいろあってハラハラするけど、ちゃんとまとまる。今の日本でこんなの、作れないだろうな。

 ただ、それだけでなく、インドの社会問題も織り込んでいる様子があります。特に花嫁がベールで顔を隠しているところに象徴されるような女性の立場について。花嫁側が用意しなければならない持参財、夫の名を口に出せない習慣、女性に才能があっても発揮するのが難しい社会。時代が製作時より20年も前に設定されているのにも事情がありそうです。

 と、書くと社会派映画かと思われそうですし、そう観てもいい映画ですが、社会派的な雰囲気の重さはあまりなく、むしろどことなくコメディタッチ。観客を飽きさせないテンポのよさ。脇役それぞれにしっかり個性があり(駅の屋台のおばちゃんと寝てるだけのディーパクのおじいちゃん、特にいい味、出してます)、難しいことは考えず娯楽作品として観ても楽しいです。あっ、ちなみに『女神は二度微笑む』同様、この映画もダンスはないです。

 そして、花嫁二人がとても魅力的💗。ポスター(上の画像)上部向かって左のジャヤは芯の強そうな正統派美人。同右のプールは困り顔がよく似合います(笑)。

 とてもおもしろかったです。