『実践!Go言語とgRPCで学ぶマイクロサービス開発』(古川正寿:著 科学情報出版)、読了。
マイクロサービスという言葉を聞くようになって、そろそろ10年くらい経つんでしょうか? IT技術関係の言葉は流行り廃りが速いですが、これは定着したよう。
本書は書名通り、Go言語とgRPCの組み合わせでマイクロサービス開発を行う場合の参考書です。
gRPC ってのは、例によってGoogle謹製のリモートプロシージャコール、独立して存在するサービス間のリクエスト・レスポンスに使われるものです。
Go言語とこのgRPCを技術の中核とし、サンプルではDockerのコンテナ6つを協調させて、データの更新・問い合わせを行うシステムを見ていきます。
明らかに初心者向きではありません。中級者以上、かつ基本的には実務で必要としている人が読む本ではないかと思います。個人開発やアクセス数が限られる小規模ウェブシステムとかだと、これはきっとオーバースペックではないかと。
各サービスについて順番にコードを解説していく形式ですが、いわゆるハンズオン、実際に読者が作りながら習得していくことを目指すタイプの本ではありません。あくまで解説です。事細かな説明は不要というレベルの人が、gRPCを使ったマイクロサービスの構成のモデルがほしいとか、設計や実装のポイントを知りたいとか、そういった用途で使う本だと思います。対象層はかなり限られていると思いますが、必要としている人にとっては類書があまり多くないと思われるだけに有用ではないでしょうか。
あと、gRPCあるいはマイクロサービスの実際を勉強したいという用途にも使えるとは思いますが、従来型のウェブアプリケーションなどとはかなり異質なので、それなりにハードルはあります。
わたしといえば、フレームワークのfxが出てきたあたりで怪しくなって・・・、ちゃんと理解できたとはちょっと・・・。