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蕭寥亭

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今日の音楽 ー モッドじゃないって言ってますけど

It Should've Been Me

 Ronnie Lane の伝記 "Anymore for Anymore: The RONNIE LANE Story" を読んでいたら、Small Faces 時代、Ronnie は「 Georgie Fame と Zoot Money といっしょにスロットカーで遊んだ」なんて言ってました。モッズの先駆者と言われる彼らは Ronnie にとっても特別な存在だったんでしょうか。

 Georgie Fame は聴いたことあるので、今回、Zoot Money で。Zoot Money's Big Roll Band 、1965年の唯一のスタジオ・アルバム "It Should've Been Me" です。わたしが聴いたのはオリジナルアルバムの12曲に加えてシングルなど10曲を追加したてんこ盛り盤。

 モッズの先駆者と言われるものの、Zoot Money 本人はインタビュー(レコード・コレクターズ1995年9月号)で「ぼく自身はモッドだったと思っていない。」と答えています。彼ではなく、彼の音楽を聴きに来ていた側がモッズだったということでしょうか。

 オリジナルアルバムの12曲はすべてカバーです。1曲めが James Brown 。タイトルトラックは Ray Charles 。なるほどねぇ〜、という選曲です。

 プルースあり、ジャズ風あり。リーダーの Zoot Money のオルガン鳴り響くところは Booker T. & the M.G.'s っぽかったり。音はライブっぽい生々しさです。Georgie Fame には洒落っ気を感じましたが、こちらは勢いと熱が魅力。

 初期の Small Faces はマネージャーの Don Arden の意向もあって、特にシングルでは一般向けのポップな曲(本人たちはかなり不本意だったらしい)を演っていますが、当時のモッズ本流の好みはむしろこっちだったのかもしれません。

 意外なところではメンバーにあの The Police のギタリスト・Andy Summers がいます(ジャケットの写真一番手前?)。実はもともとパンク/ニューウェイヴの人じゃない、というのは知っていたのですが、Sting や Stewart Copeland よりほぼ一世代上なのね・・・。もちろん、本作の音はギターを含め The Police とは全然違います。

 なお、Zoot Money は去年(2024年)にお亡くなりになったそうです。合掌。