暑いです。暑いときでも心地よい声といえば Milton Nascimento 。去年(2024年)、Esperanza Spalding というミュージシャンとアルバムを出していたということで聴いてみました。"Milton + Esperanza" です。
Esperanza Spalding は初めて聴きました。アメリカのジャズ・ベーシスト兼シンガーで1984年生まれだそうですから、1942年生まれの Milton Nascimento とは親子かそれ以上歳が離れています。
どちらかというと Esperanza Spalding が主体で、そこに Milton Nascimento が全面ゲスト参加しているという印象でしょうか。
解説によると Milton は1990年代に健康を損ねてしまったそうで、それにこの時点で82歳という年齢もあるでしょう、以前聴いた1976年の "Milton" や1989年の "Miltons" のサラリと爽やかでありながら力のある声と同等というわけにいきませんでした。でも、いい感じに歳を重ねた、という訥々とした味わいがあります。
Esperanza の声は軽やか。今の Milton の声との相性はいいですね。二人揃ってのコーラスでは、元気な Esperanza に Milton が引っ張られる感じで、年齢差そのままの親子共演っぽくなっていますが(笑)。
音はやはり現代ジャズです。わたしがあまり聴かない分野ですが、涼し気な音で季節的にはちょうどよかったです。もともと Milton はジャズ・ミュージシャンと交流のあった人ですから、こちらも相性良し。
"Um vento passou (Para Paul Simon)" は Paul Simon に捧げた曲で、Paul Simon 本人も参加!
一番印象の残る曲は "A Day in the Life" 。もちろん The Beatles のカバー。