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蕭寥亭

 開店休業の記  
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ン年ぶりのCPUクーラー交換

 PCが突然落ちました。直後、ログイン画面が出てID・パスワードを入力するもログインできず。しかたなく再起動。そしたら今度はOSも立ち上がらなくなってしまって、なんか壊れたかとガックリしつつ念のためUEFI画面を見てみると、CPUの温度が80℃超! ヤバい!!

 ・・・って、同じようなこと、前にもなかったけ? そうそう、8年前にCPUクーラーがダメになってCPUの温度が危険な状態になったことがありました。

 焦る心をなだめつつ、電源落として20分待機してから電源オン。

 正常に起動しました。いったん、ホッとしました。それからツールでCPUの温度を確認すると、起動直後は40℃台なのですが、それから大したことしていないのに温度が上がっていき、下がらなくなりました。そして・・・。

 こら、ダメだ。ということで対処法を検討。

 CPUクーラー(CPUに付属してたもの)自体は壊れているわけではなさそう。だいぶホコリが詰まっているようでしたが。となれば、取り外して分解して掃除してCPUグリス塗りなおすのも手。

 しかし、もう買ってから5年以上経っており、そろそろヘタりそうなころあいでもあるので新しいのに取り替える方にしました。

 で、買ったのがこれ。

SCYTHE KOTETSU MARK3

 SCYTHE の KOTETSU MARK3 というもの(型番:SCKTT-3000)。2,990円(税込)。

 AMD の AM4 ソケット対応です。

取り付け工程・1

 取り付けは、まず古いCPUクーラーを外して、古いグリスをきれいに拭き取り。

取り付け工程・2

 新しいグリス( KOTETSU MARK3 付属のもの)を薄く均等にCPUの上へ塗り広げ、新しいCPUクーラーの本体を載せる金具を取り付け。

取り付け工程・3

 クーラーの本体を金具に載せてネジ止め。

取り付け工程・4

 ファンを取り付けて、マザーボードの所定の場所の電源につなげば終了。

 早速、PCを起動してCPUの温度を sensors で確認しました。

 ちなみに交換前のCPUの温度(起動数分後)はこうでした。

$ sensors
k10temp-pci-00c3
Adapter: PCI adapter
Tctl:         +49.4°C  
Tccd1:        +39.5°C
(以下省略)

 温度が2つ表示されて、けっこう差があったりします。AMD のCPUだとこういう表示になるのだそうです。この表示がどういう意味を持っているのか、確実な情報は得られなかったのですが、ネットの情報によるとどうも Tctl はファンの制御に使われる数値で、実際のCPUの温度は Tccd1 のようです。なので、以下、とりあえず Tccd1 の値を見ていきます。

 交換後のCPUの温度(起動数分後)はこうでした。

$ sensors
k10temp-pci-00c3
Adapter: PCI adapter
Tctl:         +33.8°C  
Tccd1:        +33.5°C  
(以下省略)

 おおっ、6°C下がってます。厳密に同条件ではないので、誤差の範囲かもしれませんが。

 ファンの音は静かな部屋で注意して聞けば回っていることがわかる程度。わたしはまったく気になりませんでした。

 さらに負荷をかけてみます。テスト用に強制的に負荷をかけるツール stress を使います。

$ stress -c 3
stress: info: [3535] dispatching hogs: 3 cpu, 0 io, 0 vm, 0 hdd

 -c(--cpu) オプションの後に数字を入れて負荷を調整します(数字が大きいほど負荷が大きくなる)。ウチのPCのCPUは Ryzen 5 3600 は6コアなのでその半分の 3 にして確認。

$ vmstat 2
------cpu-----
us sy id wa st
 7  1 91  1  0
24  4 72  0  0
( cpu 項目以外省略)

 vmstat は単発の計測だとCPU使用率の値が低めに出るようなので、オプションで繰り返し計測させて(この場合、2秒間隔)2回め以降の値を見るようにしています。

 それでも、us(ユーザー使用)と sy(システム使用)を足しても28%にしかなってません。コアは6だけどスレッドは12なのでそうなるのでしょうか。

 とりあえず、これで温度を見てみます。

$ sensors
k10temp-pci-00c3
Adapter: PCI adapter
Tctl:         +53.8°C  
Tccd1:        +54.0°C  
(以下省略)

 20°Cくらい上がりましたが、このくらいならだいじょうぶでしょう。

 次は思い切って stress の -c オプションを6にします。

$ stress -c 6
stress: info: [3648] dispatching hogs: 6 cpu, 0 io, 0 vm, 0 hdd

 ファンの音が明らかに大きくなりました。

 vmstat でCPU使用率の値を確認。

$ vmstat 2
------cpu-----
us sy id wa st
 9  1 89  1  0
50  0 50  0  0
( cpu 項目以外省略)

 これだと、us(ユーザー使用)と sy(システム使用)を足して50%。

 温度を見てみます。

$ sensors
k10temp-pci-00c3
Adapter: PCI adapter
Tctl:         +57.8°C  
Tccd1:        +57.8°C  
(以下省略)

 上がりましたが、約 4°Cなのでやはり問題ない範囲に収まっています。

 うちのPCで使ってる MX Linux 23 はデスクトップにCPU使用率が表示されます(下の画像)。

MX Linux 23 のデスクトップ上の情報表示

 これ見ている限りでは、ふだんはほぼ10%以下。sensors 等で確認すると温度も40°C台で推移しているようなので、今回のCPUクーラーの性能で十分だと思います。

 蛇足。

 夜遅く、PCを使っていたら急にファンの音が大きくなって、驚いて温度を確認してみたら60°C台に上がっていました。「何事!」と思って実行中のプロセスも確認してみたら、ウィルスチェックがCPU食ってました・・・。そういうことかい。