『日本列島100万年史』(山崎晴雄・久保純子:著 講談社)、読了。
日本列島の地形がどのようにしてできたかを解説する一般向け地学の本です。
書名で「100万年」と区切られているのは、現在我々がよく知る日本の地形は、主としてこの年代に形成されてきたから、ということだそうです。
地形がどのような原因でどのような過程をたどって形成されてきたのか、を研究する学問を地形発達史というのだそうです。初めて知りました。
まず日本列島全体の形成を概観した後、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州と各地域の地形の特徴を紹介していきます。
文章自体は難しくないとは思いますが、こちらも初めて聞く専門用語がたくさんでてきて理解がなかなか追いつきませんでした。でも、全ては理解できなくても、ザラッと概要を知ることできるだけでも、個人的には楽しいです。特に知っている地域の地形がでてくると、「あそこの地形がこういう理由でああなったのか」と俄然興味がでてきます。
両親の郷里がある九州が10数ページと、配分が一番短かったのは残念。で、取り上げられているのが火山がらみ。やっぱり。
その最後に出てくる縄文時代の鬼界カルデラ噴火が凄まじいものだったことについては少し知っていましたが、このレベルの巨大噴火は現在防災の対象になっていないとのこと。なぜなら、被害が壊滅的で防災対応不能だから・・・。諦めないといけないらしいです。思えば怖ろしいところに住んでいるのですね。