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蕭寥亭

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今日のマンガ

春を夢見し

 『春を夢見し』(佐藤史生:作 復刊ドットコム)、読了。

 『夢喰い』買ってみたら、けっこう読み落としがあった佐藤史生作品、まだあるんじゃないかと、調べてタイトルにおぼえがなかった本書も購入。収録6編、全部読んでませんでした・・・、ああ。

 1977年の商業誌デビュー作品を含む最初期のものばかりです。

 ちなみにSF色はほぼ無し。これは意外でした。さらに意外だったのは、どれもかつての「少女漫画」の典型みたいな作風で・・・、わたしの頭の中にある佐藤史生的鋭さはほとんど無し。一番後の作品は1979年。この翌年にはあの『夢みる惑星』の連載が開始されるのに。正直、この歳になってからこういう作品を最後まで読むのはかなりしんどかったりして・・・。

 それとこの年代に対する David Bowie の影響は強力だったのだなと再認識。これはわたしの勝手な意見ではなく、作者ご本人が作品解説で「ちょっぴりボウイのイメージ」と言っておられます。

 30数年前に出た単行本『やどり木』収録の「バナナ・トリップに最良の日」(『夢喰い』にも収録)、あれ、なんだか話の展開が唐突だなとずっと思っていたのですが、実は単発作品じゃなくてシリーズ物で、本作収録の「ミッドナイトフィーバー」・「透明くらぶ」に続くお話だったのね。長年の疑問が解けたのは収穫でした。