
『ねこと王さま しごとをさがす』(ニック・シャラット:作・絵 市田泉:訳 徳間書店)、読了。
先々月に読んだ『ねこと王さま』の続編です。出版社のサイトによると、やはり小学校低中学年向け。
今日の本 − 『ねこと王さま』
ドラゴンにお城を燃やされて、町へ引っ越したねこと王さま、新しい家でも楽しく暮らしていました。でも、金庫のお金はだんだん少なくなってしまいました。そこでねこと王さまは仕事を探すことに。さて、王さまにできる仕事って?
仕事がないとお金が減る・・・。そりゃそうだけど、児童書なのに、話が世知辛くなってまいりました(苦)。ファンタジックにドラゴンも出てくるというのに。
今回も驚異的にデキるねこが奮闘。金庫のお金の計算に、ケーキ作りに、王さまの適性を考えての仕事探し。勤務先でのサポートに、窮地での起死回生の一撃。素晴らしい。でも、ねこが?(笑)。
今回、王さまもがんばってますけどね。できる範囲で(笑)。
「れっしゃがよていどおり、とうちゃくしたことを、余は心より、うれしく思う」なんていう王さまの駅のアナウンス、わたしは好きです。これじゃダメなのも、わかるけど(笑)。
絵も引き続き、いい感じです。作者はもともとイラストレーターらしいです。
本作もとても楽しいお話でした。