
『これで死ぬ』(羽根田治:著 山と溪谷社)、読了。
奇妙な死に方についておもしろおかしく書いたマンガかと勘違いしそうな(わたしはしました・・・)書名・表紙ですが、内容は実用書に近いです。副題の『アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』そのままの内容です。
アウトドアで実際に起きた死亡事例(一部、瀕死の状態から助かったものもあります)53を紹介し、あわせて死なないための対処法と知っておきたい安全知識を解説しています。
字は大きめ、イラスト多めで、ページ数は少なく、サラッと読めます。念押しですが、ごくまじめな内容で、ウケ狙いは書名だけと思ってください。
事例については、ニュースなどで過去に聞いたことがあるようなものがほとんどで、あまり意外な事例というのはなかったですが、「ブユの大群に襲われて死にそうになる」は初めて知りました。こういうこと、あるんだ。山がらみの事例が多いのは、やはり出版社が山と溪谷社だからでしょうか。
特にアウトドアでの活動は考えていなくても(わたしもそう)、知識としては有用だと思いますので、とりあえず読んでおいて損はないでしょう。気楽に読めるものですし。
今日の本 − 『「おかえり」と言える、その日まで』