『だんだんできてくる ダム』(鹿島建設:監修 藤原徹司:絵 フレーベル館)、読了。
「おなじところから工事げんばを見つめてみた」絵本シリーズ・『だんだんできてくる』の第七弾。
続きますね、このシリーズ。人気あるんだろうな。
ダムの工事過程は、実際のダムを見に行ったりすると、今は現地でいろいろ紹介する施設があったりするんで(ダム建設は問題も多いから、理解を得られるようにせにゃならんのだろうな・・・)、意外と知る機会があります。わたしもいくつか見ているので、今回は読んで「おーっ、そうだった、そうだった」という感じです。
ダムにもいろいろ種類がありまして、この本のは台形CSGという形式だとか。そういう説明もあります。わたしが行ったところは重力式というのが多くて、「重力式ってなんだろな?」とは思っていたのですが、「たくさんのコンクリートをつかってつくる、ずっしりおもいダム」のことだそうです。それでたまった水の圧力を受け止めるのだそう。今回も勉強になる本シリーズ。
現場では自動化も進んでいることもわかります。あのでっかいダンプはやっぱり公道は走れないのね。
スケールが前回の家とは全然違うので、絵に人がほとんど見えません。工事中は川の水をいったん別のところに流すためにトンネルを別に掘ったり、現地に材料製造のための工場も作ったり、建設工事としてはやはり別格というのがわかります。
今日の本 − 『だんだんできてくる 家』