Buddy & Julie Miller が去年新作を出していました。気がついてなくて、今ごろ聴くことに。5年ぶりの "In The Throes" です。難病にかかっているという Julie の健康状態はどうなのかしら? "The Painkillers Ain't Workin'" なんて曲があるけど・・・(訳すと「鎮痛剤が効かない」になります)。
今回も全曲、Julie の作品です(1曲、共作)。で、Buddy が制作全般担当という役割分担らしいです。Buddy が前に出てくることもありますが、ボーカルは Julie が中心なのも前作と同じ。Emmylou Harris がゲスト参加。
1曲めの "You're My Thrill" から憂愁の森で迷子になった気分です。明るくないカントリー系アメリカーナ、健在。
Julie の歌は年齢不詳気味の鼻声。どうかすると魔女の呪いみたいに聴こえる感じで、とても美声とはいえません。わたしは好きですが。
ネジが2,3本とんじゃったブルースみたいな "I Been Around" は、かなりヤバいです。Julie 、だいじょうぶ? 歌い終わったところで、Julie が一言。"OK!" これがちょっとかわいいと思うわたしは、やっぱり趣味が悪いのか。
良い作品です。
今日の音楽 ー "Breakdown On 20th Ave. South"