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開店休業の記

今日のネット配信

AKIRA

 期間限定無料配信ってことを聞きつけて、観てみました(相変わらずケチ臭い)、1980年代日本アニメの代表作の一つ、『AKIRA』です。1988年公開。

 これは物語を伝えるための映画ではなく、「観せる」映画だよな、というのがまず感想。よって、あらすじを語るのはさほど意味がないと思うので省略。

 さらに思うのは、これは公開当時に観るべき映画だったよな、ということです。観られる世代だったんだから(嘆息)。

 これはその後の作品に大きな影響を与えただろう、というのはこの方面に詳しくないわたしも強く感じるところでありましたし、日本アニメの記念碑的重要な作品という評価にも納得できます。

 とはいえ、歴史的な観点を抜きにして、2024年今日現在の素の初鑑賞者(わたし、原作も読んでいないです)として観た場合、映像の衝撃度はさほどでもありませんでした。30年以上という時間の経過は大きい。つまらなかったわけでもないのですが、わりとサラッと観終えてしまいました。公開当時に観ていれば、まったく違っていた気がします。

 多分、映画作品としての制約からか、前述したとおり「物語」の部分はだいぶ端折られている感じで、そこから受け取るものはあまりなかったですし、実は作品中で何が起こっているのかもよくわからないままでした。

 まあ、そういうこともあります。歳くうとね。