『ステップアップJavaScript』(サークルアラウンド株式会社・佐藤正志・小笠原寛:著 翔泳社)、読了。
以前、React の入門書を読みまして、JavaScript の機能や書き方が一昔前とはだいぶ変わっていることに気がつきました。考えてみれば、JavaScript の技術書、読んだのは14年も前。一応、ウェブ系の技術者としてメシを食っている以上、これは復習が必要だなと、比較的最近出た JavaScript の本を読んでみることにしました。
今日の本 - 『Reactハンズオンラーニング 第2版』
今日の本 - 『JavaScript マスターブック』
で、選んだのが本書です。2022年の発売。
なかなか想定される対象読者が微妙な本です。副題に「初級から中級へ進むために」とありまして、純然たる入門書ではありません。文法の基本的なところは、すっ飛ばしています。実務で有用なテクニック集というのとも違います。辞書・リファレンスマニュアル的な使い方をする本でもないです。入門書の補足・副読本的な内容というか。
難解ではなく、入門書を読み終わったくらいの初心者でもついていけるかなというくらい。その分、それなりに経験がある人だと物足りないのではないかと思います。「これ読んで理解したら、あなたは中級者レベル!」というものではなく、中級者を目指す前の準備運動、というところ。
個人的には、2009年登場の ES5 とどうやら主要ブラウザの対応が完了した ES6 の違いの説明は参考になりました( ES5 で止まってた人ですゆえ)が、もう少し別の本を読んだ方がいいかなと感じています。