平日、空いていそうな時に観に行きたいと思っていた展覧会2ヶ所、まわってきました。
1つ目は東京都新宿にある SOMPO美術館の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」です。
風景画の木々の立体感にまず驚かされます。やはり写真で観るのと実物観るのとでは違います。
アウグスト・ストリンドバリの「街」は不穏な迫力があります。
展示作の一部は写真撮影可。
ガーラル・ムンテ:「山の中の神隠し」
テオドール・キッテルセン:「アスケラッドとオオカミ」
一番気に入ったのは、カール・ステファン・ベンネットの「ストックホルム宮殿の眺め、冬」です。題の通り、中央にスウェーデンの首都の宮殿を配した絵なのですが、とても寂しげな感じにひかれました。残念ながら、この絵は撮影可の対象になっていなかったのですが、所蔵館のスウェーデン国立美術館のサイトで観ることができます。
思惑通り、空いていて、ゆっくり観られました。満足。
2つ目は東京都武蔵野市吉祥寺のリベストギャラリー創というところで開催されていた「佐藤史生 原画展」です。うれしいことに入場無料。
会場は小さなギャラリーでしたが、展示に工夫が。
代表作『夢みる惑星』・『ワン・ゼロ』各1話と短編2話の原画が丸々順番に展示されていて読めるようになっています。そして、こちらも写真撮影可。
『夢みる惑星』も『ワン・ゼロ』も読んでいるのですが、漫画誌掲載時ではなく単行本になってからだったので、上の2つの絵もモノクロでした。こういう色だったんだ。初めてみました。特に下のシリンの絵はとてもきれいでした。
『金星樹』を読むのは何十年ぶりだろう。懐かしい。
もっと描いてほしかった漫画家さん(2010年没)でした。惜しまれます。
さらに驚きが。
森脇真末味! この人も懐かしい。作風はだいぶ異なると思うのですが、お二人、交流があったのですね。
こちらもとても満足でございました。
おまけ。