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開店休業の記

今日の映画

コット、はじまりの夏

 2月にしては外出するのにいい陽気で、映画を観てきました。2022年・アイルランド制作の『コット、はじまりの夏』です。

 アイルランドの小学生の女の子・コットは寡黙で、農場を営む家でも、学校でも居場所がない。夏休み、母が出産を控えているからと、姉妹の中で一人だけ親戚夫婦の家に預けられる。夫のショーンは無愛想だが、幸い、妻のアイリーンは優しく・・・。

 観終わった時の感想は、「えっ、これでおしまい?」でした。1時間35分と短めの映画だということを差し引いても、あっけない感じでした。もう30分追加して、親戚夫婦とコットの暮らしをじっくり描いたらよかったのにと思いました。平板という印象は拭えませんし、おまけに字幕にも違和感が・・。

 ということで、「これはオススメ!」という感じではないです。でも、不思議に退屈ではありませんでしたし、落ち着いた穏やかな描写・画面が心地よい、そんな映画でもありました。

 コット役の子、線が細くて頼り無げな9歳の少女を好演しています(制作当時の実年齢は12歳だったそう)。カメラが引いて全身が映る場面、アイリーンと手をつないで歩く場面などは、まるっきり子ども子どもした様子なのですが、アップになると驚くほど大人びた顔立ちで、ギャップがすごいです。

コット、はじまりの夏:ポストカード

 忘れるとこだった。ポストカード、もらいました。