『ティーカップ』(レベッカ・ヤング:文 マット・オットリ―:絵 さくまゆみこ:訳 化学同人)、読了。
絵本です。文の作者はオーストラリア出身、絵の作者はパプアニューギニア出身です。
「あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。生きていけるところを、あらたにさがさなくてはなりません。」
この出だしだけで、なんだか辛くなってしまいます・・・。
出版社によると、対象年齢は5才以上となっています。ページをめくるごとにさまざまな表情に変化する絵は美しく、幼児でも感じるものがあると思いますが、抑えた色調といい、内容といい、大人を含めたもっと上の年齢を意識した作品ではないかと。また、大人ならこのお話が何を暗示しているのか、すぐにわかると思います。描かれている時代について、直接の言及はありませんが、今の世界が題材でしょう。
男の子、女の子に、希望と安息を!