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開店休業の記

今日の行楽

東京国立博物館・平成館

 評判の東京国立博物館・特別展「やまと絵」を観に行ってきました。

 おもしろかったです。華麗な屏風絵なんかもようございますが、わたしの好みは信貴山絵巻とか鳥獣戯画とか。登場人物の表情が個性豊かに描き分けられていて、それぞれ観ていて楽しいです。

鳥獣戯画・丙巻のカエル

 この表情といいポーズといい「おバカさん!」を見事に体現したカエルも実物を観ることができました(上の画像はウィキメディアのパブリックドメインから。実物はもっとよいです。)。

 平安時代の成人男性は皆かぶりものをしていますが、それが室町時代になるとつけなくなるといった風俗の変化もわかります。犬は時々登場するけど、猫は出てきませんね。馬がみんな、なんかちっちゃい? 在来馬だからかしら。そう、一遍上人絵巻の厩の前に猿が繋がれていたようですけど、あれは厩猿? 弼馬温!

 猿といえば土蜘蛛草紙の土蜘蛛、近くで観たら顔が実は猿っぽかったです。こういうこともわかります。

 百鬼夜行絵巻や是害坊絵巻を観ていたお嬢さん方は「カワイイッ」を連発。観ようによっては、たしかに。

 と、見どころたくさん。3時間はいたでしょうか。

鶯谷駅南口

 東京国立博物館へ行くときはいつも上野駅から行っていたんですが、今回は鶯谷駅の方から行ってみました。裏手の方からなので道が少しわかりにくいですが、南口からなら上野駅からと同じくらいか、少し近いくらいの距離です。上の画像は南口。蓮川が電話番号のメモをもらったのは北口だったけか?(また、古くてわかりにくいネタを・・・。)