『だんだんできてくる トンネル』(鹿島建設:監修 武者小路晶子:絵 フレーベル館)、読了。
「おなじところから工事げんばを見つめてみた」絵本シリーズ・『だんだんできてくる』の第三弾。前二作が道路とマンションで、どちらも近所や出先でよく見る工事現場でしたが、トンネルは見ないですね。ウチの近くは山、ないし。トンネルの工事って、人里から離れたところが多いだろうし。
掘る前段階で、コンクリートを作るプラントをわざわざ設置するんですね。ミキサー車じゃ、追いつかないと。掘ったトンネル内に空気を送るファンも必要だそう。ドリルジャンボなんていう工事用車両は初めて知りました。トンネルの中に設置してある非常電話って、道路を管理している会社につながるんですね。公衆電話じゃなかったんだ。
おまけとして「いちばん古いトンネル」の紹介も。記録に残っている中で世界で一番古いトンネルは、メソポタミアのバビロンに4000年前作られたものだそう。意外にも山を掘ったのではなく、川の下を人が通れるようにするものだったということです。
今日の本 ‐ 『だんだんできてくる マンション』