
『ジュニア版 図書館ねこデューイ』(ヴィッキー・マイロン:著 岡田好惠:訳 霜田あゆ美:絵 KADOKAWA)、読了。
『図書館ねこデューイ』は以前読んだことがあるのですが、それとは別にジュニア版が出ていました。
今日の本 − 『図書館ねこデューイ』
対象は小学校中学年からとなっています。翻訳者が替わり、児童向けに全く新しく翻訳したそう。内容的にも原作者自身の人生に関する部分を省いて、デューイを中心に構成し直したとのことです。
前の訳書を読んだのはもう10年以上前で、どんな訳文で、原作者自身についてどの程度書かれてていたのか忘れてしまいました。なので、比較はしづらいのですが、児童向けとして良いものになっていると思いました。デューイ中心のお話にしたことで流れがスッキリしたと感じますし(原作者の境遇とか、小学校中学年あたりでは読んでもピンとこないでしょうし)、訳文も対象年代が理解しやすいものになっていると思います。追加された絵もいい感じ。
蛇足ですが、1998年に地元アメリカ・アイオワのテレビ局が撮影したデューイの動画が YouTube で観ることができます(下記リンク)。原作者も登場し、図書館の様子もわかります。レポーターに抱っこされて、生前のデューイがゴロゴロ言ってるのも聞こえます。
"Iowa Public Television: Memories of Dewey Readmore Books"