『ウマと話すための7つのひみつ』(河田桟:文・絵 偕成社)、読了。
絵本です。出版元によれば、対象年齢は小学校低学年からとのこと。作者は馬と暮らすために与那国島に移住した人だそうです。
「ウマは体の動きで、いまの気持ちをつたえています。」
昔、北海道を旅行した時、日高の方に行き、通りかかった牧場の柵の外からでウマを眺めていたことがありました。ウマなど競馬場にでも行かないとほとんど見ることがない埼玉県東南部の出身だもので珍しく、何頭もいる、ただし、広い牧場の反対の方にいるウマたちを飽きずにしばらく目で追っていると、どうしたことか、そのうちの3頭がまるで誘い合わせたようにいっしょになって、とことこ、わたしのところにやってきました。そして、首を代わる代わるこちらへ突き出すように伸ばしてきました。
そうか、あれはこの本にあるように、「きみは、だれ?」と、馬語で話しかけていたんだな。なんだか、好奇心いっぱい、って様子だったものな。
(場所柄、多分競走馬の種類ではないかと思われる)ウマって、近くに来られるとすごく大きいです。すっかりビビって腰が引けてしまったわたしでしたが、手近に生えていた草を摘んで、おそるおそる差し出してみたら、食べてくれました。
あの時、この本があったら、もっといろいろなことがわかったかもしれない。「実用的に」使ってみたい本なのですが、周りにウマ、いないからなぁ。