『婚活したらすごかった』・『57歳で婚活したらすごかった』(石神賢介:著 新潮社)、読了。
1ヶ月ほど前に、たまたまマッチングアプリを使っているという人の話を聞く機会がありました。相手にブロックされてしまったということだったのですが(その人の話を聞く限り、かなり理不尽な理由のよう)、興味深い話が聞けました。で、わたしの知らない「婚活」という世界って、どんなん? ということで読んでみました。
著者は職業ライターで、わたしと年齢は近いです。1冊めは2011年の出版で、2冊めはその10年後。
感想を端的に述べれば、「ぐぇ」。
1冊めのネット婚活、お見合いパーティー、結婚相談所などの仕組みについての解説は、知らないことばかりで「ほぉ、ほぉ、ほぉ」と思ったのですが、2冊めの出だし数十ページあたりで読むのが辛くなってきました。根性で読み切りましたけど。
登場する人たちのとにかく生々しい人間模様が凄まじい。胃もたれしてるのに豚の脂のかたまりを食えと強制されている気分になりました。人はそうまでして結婚したいと思うものなのか。ちょっと、ついていけません。
著者、すごいというか、なんというか。1冊めの段階では成婚に至らず、10年後の2冊めを出した段階でも結局成らずというのに、よくこんなこと、続けられたなと思います。仕事でもあるとはいえ。
わたしにはとてもムリ。カンベンしてください。それがわかったのは、収穫でしょうか。