『Pythonによるはじめての機械学習プログラミング』(島田達朗・越水直人・早川敦士・山田育矢:著 技術評論社)、読了。
初心者向けの機械学習プログラミング入門書、というか、う〜ん。これ一通り読めば、ともかくも実用的な何かをできるようになる、っていうレベルの入門書ではありません。機械学習プログラミングをするには、こんな準備をして、それからこんな処理をさせると、初歩的だけどこんなことができるよっていうところを駆け足でご紹介、くらいのところでしょうか。記述はわかりやすい方だと思いますが、ページ数も少なめだし、入門の手前という感じ。実際に機械学習プログラミングに勉強していくつもりなら、すぐに別の本が必要になると思った方がいいかと。
とはいっても、「はじめに」に書いてあるとおり、プログラミング自体の初心者には無理です。もちろん、すでにある程度わかっている、使えている人にとっては逆に不要です。想定読者は、ある程度プログラミングはできて、機械学習に関心があるけれど何から始めたらいいのかわからない、あたりだそうです。それなら、妥当な内容かな。