今回は新規開拓。某ECサイトでなぜかオススメに入っていて、試聴したらわりといい感じだったので買ってみました。Bonny Light Horseman 、2020年の同名のデビューアルバムです。
ソロ・ミュージシャンかと思ったら、アメリカの男性2人女性1人のグループでした。誤解を呼ぶ名前。しかも、収録曲にグループ名、アルバム名と同じ曲があって、Bonny Light Horseman のアルバム "Bonny Light Horseman" に収録されている "Bonny Light Horseman"・・・、わけわからん、ひょっとして狙ってるだろ?
「若いのがしょうもないおふざけしやがって」と思ったりしたんですが、グループとしては新しくともメンバーは全員四十過ぎで、すでに音楽業界でそれなりの経歴を持っている人たちらしい。何なの、あんたたち?
内容も全然おふざけではありません。イギリスなどの伝承歌( Led Zeppelin が "Black Mountain Side" として、こちらもデビューアルバムに収録した曲を含む)と自作が半々。基本アコースティックでフォーク系のグループといってよいでしょう。しかし、泥臭くも田舎臭くもなく、シンプルですが、ちょっとメランコリックで現代的にすっきりと澄んだ音がなかなか魅力的。
女性メンバーの Anaïs Mitchell がいいですね。歌声は、時に Patty Griffin 、時に Julie Miller 、たまに Neko Case 、みたいな感じ? すげぇいい加減な形容ですが。
彼女が歌う、紛らわしいタイトルトラック(伝承歌だそう)や "The Roving" が好き。
アタリでした。