メニュー 蕭寥亭 検索

開店休業の記

今日の本

ロシア点描

 『ロシア点描』(小泉悠:著 PHP研究所)、読了。

 著者はロシア軍事の研究者ですが、本書は軍事についての記載はほんの少し。2009〜2011年にはモスクワに暮らしていたこともあるそうで、そうした知見を活かした、一般のロシアの人々とその生活を中心に綴ったエッセイです。研究者の本ですが、語り口はやわらかく、気楽に読める内容になっています。

 本書の企画自体はロシアのウクライナ侵攻以前らしいのですが、発売は今年の5月で、図らずも時宜を得た出版となりました。書いている最中にウクライナ侵攻が始まってしまったので、原稿に手を入れたそうです。

 特に最後の2章は短いですがこの現状を鑑みたのか、他の章とは異なり、ロシアを巡る国際関係とプーチン大統領について、著者の分析が述べられています。