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開店休業の記

今日の本

人類、宇宙に住む

 「人類、宇宙に住む」(ミチオ・カク:著 斉藤隆央:訳 日本放送出版協会)、読了。

 著者はアメリカの物理学者でテレビやラジオの科学番組への出演並びにポピュラーサイエンスの著作多数、本書の翻訳者曰く「科学の伝道師にしてエンターテイナー」というお方です。

 本作は、将来、地球には住めなくなる場合に備えて、人類の地球外移住の実現性を検討するといったもの。手始めに火星開拓、さらに太陽系外の惑星への進出、そして、その先は・・・?

 実際に地球外に移住するために、克服しなければならない課題や必要となる技術を幅広く、そしてわかりやすく紹介しています。火星温暖化に自己複製ロボット、光速の10%に達するスターシップ、果ては人体改造まで。

 著者の本は以前にも読んでいて、そちらの方でもSF的な技術をいくつも取り上げてその実現可能性をマジメに、かつ楽しく論じていましたが、今回も「そんなん、実現するのかよ〜」とれっきとした科学者に対して大変失礼な感想を持ってしまうような箇所もありつつ、とっても前向きなカク先生の文章は読みやすくわかりやすく、話の展開も巧みでおもしろかったです。さすがエンターテイナー(笑)。