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開店休業の記

今日の本

アフガニスタンを知るための70章

 「アフガニスタンを知るための70章」(前田耕作・山内和也:編著 明石書店)、読了。

 同出版社の世界各国(地域)の概要を解説した入門書のシリーズ・エリア・スタディーズの1冊。同シリーズでは以前にアイルランドに関するのを読んでいました。パッと見は観光ガイドみたいな感じですが、歴史・文化・政治・経済など幅広い分野の基礎的な情報を簡潔に紹介して当該国(地域)への理解の一助に、という教養書的な内容になっています。

 アフガニスタンについては先月「アフガニスタン史」という本を読んだばかりです。そちらは20年前に出版されたものだったで、もっと最近の情報が知りたいと思っていたところで目に止まり、読んでみました。こちらは出版が2021年9月とごく最近でもあり、わたしの期待に応えてくれる内容でした。ちなみに「アフガニスタン史」の著者が二人とも、共著者として本書にも参加しています。

 アフガニスタンというと長年続いている戦乱の報道ばかりが伝えられる傾向にありますが、本書で文化についても少し知ることができたのが収穫です。

 ただ、本書においても遠い過去はともかく、現代に関する章では必ずと言っていいほど紛争、貧困の影響が語られており、厳しい現実が浮き彫りになります。平和であれば魅力的ある土地であったろうに。