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開店休業の記

今日の本

不確実性を飼いならす

 「不確実性を飼いならす」(イアン・スチュアート:著 徳田功:訳 白揚社)、読了。

 我々はどんなことなら正しく将来を予測できるようになったのか、どの程度正しく予測できるようになったのか、そしてどんなことが予測「できていない」のか、について歴史的な展開をたどりながら語るポピュラーサイエンスです。

 著者は数学者。6人目のストーンズではありません(誰が間違えるんだよ)。また、多くのポピュラーサイエンスの著者でもあります。

 やはり著者の専門である数学の話が中心。前半は確率や統計の話が多く、個人的に少し勉強していたのでついていけましたが、カオスが出てきたあたりで理解が怪しくなり、終盤の量子力学関連では一応読み通したものの、やはりよくわからないという結果になりました。

 ただ、定説となっている量子の不確定性に疑問を持ち、量子力学の世界を決定論の立場から理解しようと試みる研究者が、少数ながらいて挑戦を続けているという話はちょっとした驚きでした。量子の不確定性も確定したわけではないと。なるほど。