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開店休業の記

今日の本

短編ミステリの二百年 1

 「短編ミステリの二百年 1」(小森収:編  東京創元社)、読了。

 1874年から1941年までの間に発表された作品を収録するミステリの短編集。

 これは完全にわたしの選択ミス。

 わたしはミステリの分野にはまったく疎いのですが、たまには自分のよく知らない分野に挑戦してみようと思い、でも、よく知らない分野なのでどれを選んだらよいかわからない、なら、いろいろな作家の作品が読める短編集がよかろうと買ってみたものです。サマセット・モームやウィリアム・フォークナーといった有名作家が入っているというのもあります。

 う〜ん、これは初心者向けの入門編ではないですね。「わかっている人」が編者の選んだ作品の当否を吟味しつつ、ミステリの歴史的な流れを今一度おさらい、というものでは。

 収録作品がつまらないってことではないです。さすがにどれも読ませる作品です。描写もしっかりしてるし。もっとも、そのガッチリした描写がかえって大時代的で、まどろっこしく感じたのもたしか。一番近いものでも80年前という古い作品ばかりですので、それはまあ、しかたがない。

 参ったのは編者の解説。550ページある本の160ページを占めるという。しかも、書いてあることが門外漢にはチンプンカンプン。一応、最後まで読むには読んだものの、まったく頭に入りませんでした。キツかったです。