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開店休業の記

今日の映画

ブータン 山の教室

 久しぶりに映画を観てきました! ホントに久しぶり。「ウルフウォーカー」以来。あれから1年半も映画館に観に行ってなかったです。

 「ブータン 山の教室」、2019年の映画です。日本では去年公開されていて、観たかったのですが、ご承知のような状況が続いているうち、近隣では上映が終わってしまい、あららと思っていたら、今日都内で1100円の特別料金で上映しているところがあるのに気がつき、自転車走らせ、行ってきました。

 ブータンの首都・ティンプーに住む若者ウゲンは教員資格を持っているが、仕事に対しては無気力で海外に出て音楽で身を立てることを夢見ている。しかし、教育担当の官庁からの命令で標高4800メートルの高地にある山村・ルナナへ赴任させられる。ルナナへは交通機関もなく、1週間以上の行程のほとんどが徒歩。着いた先では数十人しかいない村人総出の出迎えを受けるも、村では電気もロクに使えず、都会育ちのウゲンは早々にくじけるが・・・。

 お話は何の変哲もありません。ひねりとか意外性とか、もう爽やかなくらい、ありません。「映画にはそういうものが必須だ!」とお考えの方にとっては、もはや論外の域かも。

 でも、わたしにはとっても良い映画でした。美しい山々の風景、村の暮らし、子どもたちの表情。映画はあらすじに特別なものがなくても、映像による語りに説得力があれば、良いものになるのですね。

 ウゲンの道案内を務める村人・ミチェンが男前。結婚前、奥さんに求婚してもなかなか応じてもらえなかったと話すところでは、「いやいや、奥さん、ゼイタクやろ、何が不満だったの?」とツッコミ入れたくなってしまいました。

 時にルナナの子どもたちの瞳が、ほんとうにキラキラしているのが素敵。特に級長のペム・ザムの眼はすばらしく印象的。彼女は実際にもルナナ育ちなんだそう。

 観終わって、とても良い心地でした。