新規開拓です。James Vincent McMorrow の2010年のアルバム "Early In The Morning" です。
この人は多分インターネットラジオで聴いて、良さそうだったのでCD買ったんだと思うんですが・・・。あいまいなのは他のCDに紛れてずっと放置していたので、買ったの、多分3年くらい前で記憶があんまりなくて・・・、ヒドい奴だな、オレ。
で、今回聴いてから調べてみたら、この人、アイルランドの人だったのね。知らんかった。・・・、ダメ押しでヒドい奴だな、オレ。本作がデビューアルバムでした。
音はフォーク系シンガー・ソングライターらしく、アコースティックギターやバンジョーの響きが心地よいです。でも意外とアイルランドぽくないというか、アイルランド伝承系の音は聴こえてこないです。どちらかというとアメリカの地味渋系フォークの方に近いような感じかしら? 適当ですが。
収録曲は基本、本人の自作でどれも正攻法の良いメロディなんですが、オーソドックスな演奏スタイルともあいまって、良質であっても訴求力は今一つ弱いとも感じます。まともすぎるんですね。
ポイントは声かな。かすれ気味の高音で、魅力あります。聴きようによっては、「柔らかく穏やかな Jeff Buckley 」というか。
わたしが買ったのはボーナストラック付きの2枚組で、Steve Winwood の "Higher Love" のカバーが含まれていますが、原曲が80年代にありがちなダンス指向だったのに対し、こちらはピアノ弾き語りで思いっ切りしんみり。こ、こうなるんですか・・・。