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開店休業の記

今日の本

ディープフェイク

 「ディープフェイク」(ニーナ・シック:著 片山美佳子:訳 日経ナショナルジオグラフィック社)、読了。

 ディープフェイクとは「AIを使用して改ざんもしくは生成されたメディア」の中でも「悪意をもって使われ」るものを指しています。

 著者は、情報のエコシステムが汚染されてしまった現在、『私たちはすでに「混乱を極めたディストピア」の中にいる』としています。だれもが標的にされてしまう可能性がある時代にいると。

 読んでいると、とにかく悲観的な気分になっていきます。仮に日本社会を、あの国とかみたいに相互不信の混沌による分断に追い込みたいと考える者がいるとしたら、どんなニセ情報をばらまこうとするだろうか、とか暗〜い想像にふけってしまいそう。

 技術の進歩がディープフェイクを産んだのなら、信頼できる情報のエコシステムの構築にも先進技術の恩恵が受けられないものでしょうか。

 短いですが、最終章では対抗策についても触れられています。