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開店休業の記

今日の本

イギリス1960年代

 「イギリス1960年代」(小関隆:著 中央公論新社)、読了。

 副題は「ビートルズからサッチャーへ」。意表を突く組み合わせですが、そうした意図は「文化的な百花繚乱とタブーからの解放の時代としての(中略)1960年代のなかにサッチャリズムを呼び出す力を見つけること」だそうです。なので、読む方もそれを心して読みましょう。新しい文化が花開いた1960年代の象徴とも言えるビートルズと、経済はともかくモラルに関しては伝統回帰を唱えた鉄の女・サッチャー元首相が、実は裏でつながっていたとかいうトンデモ本ではありませんよ。

 その意図が達成できたかどうかは、さておき、全体として焦点が絞りきれていない、まとめきれていない感はあるように思います。でも、視点はとてもおもしろく、なるほど、そういうとらえ方もあるのかと楽しめました。