お正月にふさわしいかもしれない。コンピレーションです。「DISCOVER NEW JAPAN 民謡ニューウェーブ VOL.1」、2012年のアルバムです。10組のミュージシャンによりアップデートされた民謡11曲。
前にも書きましたけど、こういうのは、頭のどこかで「民謡なんて古臭いもの」という固定観念がこびりついてしまっているわたしの世代より、若い人たちの方が向いているような気がします。博物館にしまいこまれた「伝統芸能」的カビ臭さがなく、音が何より生き生きとしています。
育ちのせいでしょうか、なんだかんだいってもこのリズムや歌詞の流れのノリが身体に合います。長い時間をかけて培われ現在まで残ったものだけに、仕立て直せば今の時代に聴いても楽しいものなのですよね。けっして過去の「死んだ」音楽ではなく、一時流行ってはかなく消えていくポップソングよりむしろ強靭な生命力を持っていることを感じます。
以前聴いたアラゲホンジや OKI も入ってます。初めて聴いた人では、馬喰町バンドの「あんせんこんせん」と二羽高次 × ヨシダダイキチの「会津磐梯山」が特に好き。どっちもつい歌いたくなるわ。
続編、出ませんかね? 笹久保伸による秩父の仕事歌あたりも入れて。
今日の音楽 − 「はなつおと」
今日の音楽 − "UTARHYTHM"
今日の音楽 − 「秩父遥拝」