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開店休業の記

今日の音楽 ー 出ないよりは絶対いいけどさ

Finding Wildflowers (Alternate Versions)

 昨年出た故 Tom Petty の "Wildflowers" 拡張再編集盤 "Wildflowers & All the Rest" は充実した内容でした。

 わたしが購入したのはCD4枚組のデラックス・エディションだったのですが、実は他にオフィシャル・ストア限定のスーパー・デラックス・エディションというのもあったそうです。こちらはデラックス・エディションのディスクに、"Finding Wildflowers (Alternate Versions)" と題された1枚を追加した構成になっていたそう。

 その "Finding Wildflowers (Alternate Versions)" が今年になって単独発売されました。"Wildflowers & All the Rest" が大変好評で、限定盤を入手できないファンから「そっちも是非聴きたい!」という要望が殺到したんではないかと察せられます。わたしにとってもありがたいことでしたが、正直、「なんだかなー」と思ったのも事実。

 内容はこちらも充実してます。16曲収録で元の1枚だった "Wildflowers" 収録曲の別バージョンが中心です。すでに "An American Treasure" やB面に収録されていたものもありますが、10曲は未発表バージョンだったもので資料価値も高いです。

 やっぱり "It's Good To Be King" が好き。こちらのバージョンはストリングスがない分、ピアノの印象が強くなりました。

 "House in the Woods" の間奏がなぜかジャズっぽくなっていたりして、彼らとしては異色です。

 "Wildflowers" のドラムは Ringo Starr!

 最後の "You Saw Me Comin'" は未発表別バージョンではなく、曲自体が未発表だったものです。

 演奏前のカウントや演奏後に "Ben !" と呼ぶ Tom の声が聞こえるのも、なんだかうれしい。

 ただ、内容はともかく、やはり当初から本作を含めた5枚組で一般発売して欲しかったってのはあります。こういうのは各バージョン聴き比べもしたいもので、1枚だけ後になってから単独発売っていうんじゃ、気勢を削がれてしまう感は否めず、そこは残念でした。