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開店休業の記

昨日の行楽

 緊急事態宣言も解除となり、新型コロナの感染状況もどうやら落ち着いたようですし、さすがに謹慎状態にはうんざりで、そろそろお出かけしたくなりました。とはいえ、人混みは避けたいところですんで、平日の昨日、久しぶりにランドナーを出して東京都府中市まで行ってきました。自宅から40kmほど。目的はコレ。

府中市美術館:「開館20周年記念 動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」

 観る前に、8時前に家を出発して着いたのは11時過ぎで、すっかりお腹が空いていたので館内のカフェで昼食。

手ごねハンバーグのランチ

 手ごねハンバーグのランチです。ご飯は玄米で大盛です。さほど大盛ではないなと思ったのですが、周囲は女性ばかり、客層に対応した大盛なのですね。美味しかったです。

 食べ終わって、さて本題へ、というところで、なんと、

本日無料観覧日です

でした。むう、日ごろの行いの良さが効いたのか。無料期間は10月10日までだそうです。

 市の美術館ですのでそれほど規模が大きいものではなく、1時間少々で見て回れるこじんまりとした展覧会ですが、なかなか充実した内容で楽しかったです。平日なので比較的空いていてじっくり観られましたし。

 まず、お出ましなのが伊藤若冲の「象と鯨図屛風」、これはけっこう有名ではないですかね。上田公長の「雪中熊図」、江戸時代の日本画でクマって珍しいような気がしますが、なかなか質感が写実的。これに対して、虎の絵は複数展示があったのですが、どれもなんかウソっぽいというか変な虎になってしまっています。日本にはいなかったからか、架空の動物っぽい描き方。

 動物が描かれた西洋画も展示されていまして、日本画との描き方の違いがよくわかります。

 遠藤曰人「蛙の相撲図」のおトボケ感や鍬形蕙斎「鳥獣略画式」のマンガっぽいところが好き。

 一部で注目されているという徳川家光(江戸幕府三代将軍その人です)の動物画は、なるほど独特の味わいがあります。江戸幕府全盛期の将軍という肩書とは裏腹の、情けないというか頼りないというか、そんなたたずまいが、むしろ孤高で唯一無二、という評価もできるかもしれないけど、どうなんだろ、コレ、とも言いたくなるような、ああ。

 陽の高いうちに帰途につきました。きれいに晴れ、10月とは思えぬ暖かさで半袖Tシャツ一枚でちょうと良い心地、でも夏のようなきつい陽射しはなく、気分良く走れました。

 もっとも往復で80km超、運動不足がたたって終盤はちょっと厳しかったですが、その疲れともども「オレ、生きてるわぁ」という不思議な実感が収穫になりました。