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開店休業の記

今日の音楽 ー 素っ気ないボックスセット

The Studio Albums 1978 - 1991

 「安かったから、つい買っちゃったよボックスセット」シリーズです。第何弾だろ?

 モノは Dire Straits です。"The Studio Albums 1978 - 1991" 。

 愛想のないタイトルですが、中身もそう。タイトル通り、彼らのスタジオ・アルバムCD6枚がセットになっただけ。収録曲もオリジナル通りで、ボーナストラックとかなし。バンドの歴史や作品の解説を掲載したブックレットの類もなし。おまけなし。売れたものの、決して派手ではなかったバンドのイメージからすると、ふさわしいのかもしれませんが。

 考えてみれば、わたし、デビューアルバムと "Brothers In Arms" は持ってたんだよね。6枚中2枚ダブリか。安くてもあんまりお得ではなかったかも。それにベストアルバムもあったか。あ・・・。

 6枚通して聴いてみて、印象に残るのはやっぱり Mark Knopfler のあのギターと声。メンバー交代はあったのに、基本線は解散まで変わらなかったよう。ラストアルバムにはムード歌謡みたいな変な曲があったけどさ。

 ベスト盤買った時も書きましたが、なんでこの人たち、売れたんでしょうね? 6枚聴いてもピンとこないのですが。歌詞なのかな?

 オーソドックスなギターロック。美形のメンバーがいたわけでもなし、火吹いたりもしなかったし。

 ただ、わたしの記憶では "Brothers In Arms" のころ、Steve Winwood あたりとともに「ヤッピー向け・CD向けのアーティスト」と言われていたらしいです。つまり、優良企業勤務で小金を持っていて、当時、普及し始めたCDをいち早く手に入れているような都市部の人たちが支持層だったという。本当のところ、どうだったのかはともかく。

 確かに、パンク/ニュー・ウェイヴ以前のロックと比較すると、この人たち、泥臭さが薄く音がクリアで分離が良く、デジタル化されたCD向きってのはあるかもしれません。さらにパンクやハードロック勢と違ってうるさすぎず過激な表現もないから、「家族と一緒に聴ける落ち着いたロック」という位置にいたのでしょうか。本人たちにそういう志向があったかは疑問にせよ。

 あと、気がついたのは意外と長い曲が多いこと。4枚めの "Love Over Gold" はフルアルバムなのに5曲しか入っていなくて5分未満の曲はゼロ、1曲めの "Telegraph Road" なんか14分超だよ。「プログレかっ!」てなもんで。

 彼らの代表曲・"Money for Nothing" も実はアルバムバージョンは8分超。MTV やわたしが持ってるベスト盤のはショートバージョンなんで、忘れてたわ。

 本ボックスセットに収録されているのは全51曲なんですが、2分台・3分台の曲は9曲にとどまり、一方6分超の曲の方が14曲で上回っております。そのへんは70年代のしっぽを引きずっているような気がしなくもありません。

 各アルバムの質はそれぞれ高水準で駄作なし。関心はあるけど作品未購入の方にとっては、買って損のないセットかと思います。

 好きな曲、1曲挙げるとすると "Tunnel Of Love" かな。なんか、つけたりみたいですけど。

 ライブ・アルバムも買おうかしら。昔、テレビで観た "Alchemy Live" の "Private Investigations" が良かったな。