「空気と人類」(サム・キーン:著 寒川均:訳 白揚社)、読了。
空気と人間の関係を、様々なエピソードを盛り込みつつ語る、ポピュラーサイエンス。
太古の地球の大気の形成、気体元素の発見、その力とそれをなんとか利用しようとする人間の悪戦苦闘、そして地球の外へ。
著者はアメリカのサイエンスライター。過去に読んだ著作がおもしろかったので期待していましたが、本作もなかなか。
気体にまつわる話題を幅広く収集し、ユーモアとともに読ませる力量は大したもの。幅広すぎてとっ散らかりそうになりつつも、ちゃんとまとめています。
超高温にさらされた人体がどうなるか、とか、1930年代に高名な物理学者が放射性物質入りの水を飲んでからガイガーカウンターに手をかざして鳴らしてみせ聴衆のウケを狙った、とか、興味深いけれどユーモアを越えてちょっと背筋が寒くなるような話もありますが。
次作も気体、じゃなくて期待(変換、ミスった)。