
「絵の教室」(安野光雅:著 中央公論新社)、読了。
去年亡くなった画家・絵本作家が著者。
絵柄同様、やさしい語り口で読んでいて和みます。
テレビ番組の内容を書籍化したものだそうです。番組のタイトルは「絵とイマジネーション」だったそうで、その方が合っていると思います。
著者が絵とどのように向き合っているか、という内容です。
著者本人が最後の方で、「想像することが大切だったんだな」と言いつつ、「しかし、それは教える方法がわからないと言うほかありません」とちゃぶ台返し。それじゃ「絵の教室」になりませんよ(苦笑)。
その代わり、わたしのように、絵を描かない、とりあえず描くつもりはない、という人でも楽しめる本だと思います。
今日の芸術 ー 「安野光雅の絵本展」