2014年11月から2015年1月まで実施された音楽収納計画により、既存の全音楽CDのハードディスク取り込みが完了し、その後は入手するごとに取り込んでいます。
Asunder というツールを当時から今でも使っています。このツール、フリーのCDデータベースからアルバム名・曲名を(あれば)取得してくれて取り込んだファイルの名前につけてくれるという便利な機能があって重宝していたのですが、いつのまにかアルバム名・曲名が全然取得されなくなりました。
最初は「このCD、データがないのかな?」と思っていたのですが、何枚取り込みかけてもどれも取得されず、当然データあるだろうと思われる超有名どころもダメとなって、ようやく何かがおかしいことに気がつきました。
参照していたCDデータベースが閉鎖されてしまったんですね。
不便なので代替がないか、探してみました。いくつかあるようで、今、わたしは GnuDb.org を使っています。
Asunder で使うには、メニューバーの「設定」をクリックして設定画面を開き、「詳細」タブの CDDB の「サーバ」に gnudb.gnudb.org を、「ポート」に 8880 を指定します(下の画像参照)。

これでCDの情報が(あれば)また取得できるようになりました。
CDの情報取得についてはこれで一応問題が解決しましたが、さらに厄介な問題・取り込み時のエラー発生も最近何度か起きています。今日も発生・・・。
こちら、以前はドライブの問題かと思ってまして、確かにそれも無関係ではないらしいのですが、むしろディスクに問題がある方が多いらしいことがわかってきました。特に外周部、CDの容量めいっぱい使っている場合の終わりの方のトラックで発生することが多いです。
今、USBのドライブを2台使ってまして、一方でエラーが発生する時はもう一台に切り替えて、それでうまくいく時もあります。が、うまくいかない時もあります。ディスクのホコリを払ったり、ドライブにクリーナーをかけたりで、繰り返しているうちにうまくいく時もあります。が、やっぱりうまくいかない時もあります・・・。
調べてみると、ドライブの速度を落として取り込みすれば成功することがあるようです。でも、Asunder には読み込み速度を調整する機能はなさそうで、どうしたもんか・・・。
しかたなく、別のツール・cdparanoia を使ってみました。
コマンドラインで使うツールで、ちょい、わかりにくい。
詳細は上記リンクを参照していただくとして、わたしが使った時の例が以下。

オプションの -B はこの場合、多分不要でした(ディスク全体を取り込む時に必要らしい)。
オプションの -v は処理の詳細表示を出力する場合につけます。見たくなければこれも多分不要。
オプションの -S がドライブからの読み込み速度設定です。この場合、直後に 1 を指定しているので1倍速での読み込みになります。
最後の数字 14 が取り込み対象のトラック番号です。
2、3度やり直しになりましたが、今日のところはこれでうまく取り込めました。やれやれ。今後もこれでなんとかなればいいんだけど。